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厚生労働省は“指定感染症2類”を2022年2月まで延長する事を決定しています。
現在は、この法律のために、クリニックにおいて患者さまで抗原検査が陽性の場合、まずはクリニックは保健所に届け出を至急しなければまりません。
患者さまは自宅待機になります。保健所の方から、患者さんに直接ご連絡がいき、指示がでます。
入院、施設待機、自宅待機などの指示がでてそれには従わなければなりません。
クリニックの裁量は全くききませんし、なにもできません。これが現状です。保健所の方々は本当に忙しくかなり大変だと思います。
また入院施設の病院では、満床満床で困っています。
個人的には、指定感染症2類をインフルエンザ感染症のような5類相当にする方がいいと思いますが、インフルエンザのような治療薬がまだないことが問題です。
今後ワクチンも話題になりますが、提言がでています。
COVID-19ワクチンに関する提言(第1版)を公開/日本感染症学会
https://www.kansensho.or.jp/uploads/files/guidelines/2012_covid_vaccine.pdf
とにかく自分の免疫力をあげて、正しく恐れることが引き続き必要です。
オゾン療法 論文
A preliminary evaluation on the efficacy of ozone therapy in the treatment of COVID-19 Zhishui Zheng 1 , Minglin Dong 1 , Ke Hu 1 Department of Respiratory and Critical Care Medicine, Renmin Hospital of Wuhan University, Wuhan, China. J Med Virol. 2020 Nov;92(11):2348-2350.
2020年11月のコロナ感染症におけるオゾン療法の論文です。中国からの2020年2月の2例のケースレポートです。
重症の確認された2例のCOVID-19患者の治療として、通常の治療と並行してオゾン療法(MAH)おこないました。
MAHは各患者に1日1回、7日間実施されました。
治療後、2人の患者が症状を緩和し、MAH開始から約20日目、8日目に2度の検査陰性を確認したあとに退院しています。
COVID-19に有効な特定の治療薬はないため、中国では多くの抗ウイルス薬または治療法がテストされています。
オゾン療法は、特にヨーロッパで、さまざまな感染性、免疫疾患、循環器疾患に対して、数十年にわたり使用されてきました。
最近は人間でもウイルス不活化効果、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)、C型肝炎、エボラ、インフルエンザの患者に対するオゾン投与の有効性と安全性も報告されています。
オゾン療法は他の治療法と組み合わせて使用することで相乗効果がある可能性があり、さらなる臨床研究が必要であると報告しています。
よろしくお願い申し上げます
口内炎がなかなか治らない、手指消毒でアルコールにかぶれる方にお役にたつと思います。
保存できるオゾン水(オゾンスプレーです)
https://koukin.online-sinryou.com/
You Tubeをつかって、タイムリーに医療情報を発信したく、ライブで発信して、その場でご質問をしていただき、答えることができたいいなと思っています。
You tubeを使ってライブ発信するには、チャンネル登録数1000人が必要なことが、先日わかりました。自分は挑戦しようと思っています。
目標1000人です、いま700人です。ご協力を是非よろしくお願いもうしあげます。
是非、チャンネル登録 何卒ご協力よろしくお願いもうしあげます。
ありがとうございます。
https://www.youtube.com/channel/UCZ27qbfMUrrM_EGrgSQmWfQ
最後まで読んでいただきまして、本当にありがとうござました。
最近はワクチンについてよく聞かれます。多くの方が、今回のコロナのワクチンは、インフルエンザワクチンと同じように考えているようですが、全く違います。
毎年接種しているインフルエンザワクチンは不活化ワクチンというもので、30年以上の改良や検証をかさねてきて、現在多くの国民が接種しています。
ほぼ安全性が確立していると思います。
一方、今回のコロナのワクチンは遺伝子ワクチンというもので、メッセンジャーRNAワクチンといわれていますが、費用や開発速度ですぐれているため、また非常に効果があるということで、海外ではすでに人への接種は開始されていますが、この種のワクチンは、家畜では既に利用されていますが、ヒトに接種された例は皆無で人類史上初めてのことです。
短期間の経過観察で安全といわれていますが、重篤な副作用、死亡例もあることを認識したほうがいいです。
また長期観察での副作用はまだわからない、未知の副作用があるかもしれません。確かに効果はあるようです。
毎年うたれているインフルエンザワクチンとは違います。
現在のところ自分自身からは接種については、積極的にはすすめませんが、どうしても接種したい方は、そのようなリスクを十分認識、覚悟して上で接種されたほうがいいと思います。
オゾン療法の論文
Ozone therapy in COVID-19: A narrative review
Francesco Cattel et al:
Virus Res. 2021 Jan 2; 291: 198207.
Department of Medical Sciences, Infectious Diseases, University of Turin, A.O.U. Citt`a della Salute e della Scienza di Torino, Turin, Italy
イタリア、トリノからの2021年1月にでる最近のコロナ感染症に対するオゾン療法についての報告です。
2011年から2020年のオゾン療法の論文280編から13編が抽出されて検討しています。
エビデンスといわれますが、統一されたものでなく、個々の症例で状況はかわってきます。それがnarrativeという意味です。
オゾン療法の中の大量自家血オゾン療法は、もともと、ウイルス感染症、肺の炎症疾患、心臓の冠動脈疾患、虚血再灌流障害なのに効果があるといわれてきました。
最近のコロナ感染症に対しての治療で、抗ウイルス剤の使用と並行して、オゾン療法(大量自家血オゾン療法)を行うことは、相乗効果で治療効果をあげていけるのではないかという報告です。
コロナ感染症に対して、ヨーロッパではかなりオゾン療法を併用している施設が多くなってきています。
オゾン療法は、自分も感じていますがサイトカインストームの予防、治療にはかなりの効果を発揮します。
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2020年12月10日東京四谷ロータリークラブの卓話で講演させていただきました。
コロナウイルス感染対策と予防というテーマで30分お話をさせていただきました。
今までと同様に緊張感をもってマスク、手指消毒などの対策をして日常を生活していくことはもちろん大切ですが、自身の対策として、生活の中で免疫をあげていくことの重要性をおはなしました。
これは、クリニックでのミッションである、“がん・認知症を予防する“ことと全く同じことをしていけばいいのですとお話しました。
つまり
- 1、活性酸素をためない
- 2、重金属をためない
- 3、解毒する
- 4、有酸素運動
- 5、栄養(腸内環境の改善)
ということを強調しました。
あいかわらず、ヒトからヒトへの感染対策とヒト、モノ、ヒトへの感染対策の両方が必要です。もう一度さらに気を引き締めていきたいものです。
ワクチンについては次回、投稿したいと思います。
オゾン療法の論文
Ozone Therapy as Adjuvant for Cancer Treatment: Is Further Research Warranted?
Bernardino Clavo et al:, Research Unit, Dr. Negr´ın University Hospital, Las Palmas, Spain Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine Volume 2018, Article ID 7931849, 11 pages
https://doi.org/10.1155/2018/7931849
2018年のスペインからの報告です。がん治療の補助療法にオゾン療法は有効な療法かという報告です。
研究室内の実験や動物実験では、抗がん剤や放射線療法とオゾン療法併用することによって、抗がんの効果が増していることはわかっているようですが、人間では、いまだ検証が必要とのことです。
がん治療におけるオゾン療法の役割は抗がん剤の効果の増強という点、がん性腹膜炎、腹膜転移におけるオゾンの腹腔内投与については、今後は検証が必要と報告しています。
オゾン療法(日本でいう血液クレンジング)併用うることで、手術の創部の改善をはやくすることや抗がん剤の副作用、毒性の軽減については明らかにされてきています。
クリニックでは、オゾン療法(血液クレンジング)を手術前に併用すると、創部の感染があまりなく、創部の治りも早いことがわかっています。
また、」個人差もありますが、抗ガン剤や放射線治療をされているときにオゾン療法を併用すると、抗がん剤の副作用である、倦怠感、食欲低下、口内炎の頻度が減少し、骨髄抑制という副作用も軽減しています。
これにつては以前、統合医療という雑誌に投稿させていただきました。
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寒くなりました。コロナの感染者が急増していますが、今の日本は、以前よりも感染に対する緊張感がなくなっていると思います。
宴会の自粛もされていますが、一部では以前のように宴会がおこなわれているようです。
これでは感染者は急増します。経済も大切ですが、日本としての方針ももっと明確にしてほしいです。
知っている大学病院では医療体制も非常に厳しくなってきています。このような状況をマスコミはもっと伝えるべきだとおもいます。
飲み会での新型コロナ感染事例の研究結果が以下に報告しています。
国立感染研が客と店員向けに提言【スポーツ栄養Web】
https://sndj-web.jp/news/001053.php
「飲酒そのものが感染リスクを上げるわけではないが、飲み会は参加者の多く、時間が長くなりやすいため、接触機会が増加する。一般的な感染対策であるマスク着用、手指衛生、店員の健康管理、身体的距離の確保、店内のこまめな換気の実施等に加え、客側と店員側、両方の立場に対して次のとおり提言することとしたい」。
客への提言
客-客間での感染伝播が主であることから、体調不良者、または少しでも異変を感じる場合はイベントや宴会に参加しない。自らが感染源になるリスクを極力おさえるため、日頃から感染機会(3密)を避け、正しいマスク着用、手指衛生を心掛ける。回し飲み(容器の共用)を行わない。店員や別グループへの不要な接触を避ける。
というもの。
ヒトからヒトへの感染対策とヒト、モノ、ヒトへの感染対策の両方が必要です。
もう一度気を引き締めていきたいものです。
オゾン療法の論文
A preliminary evaluation on the efficacy of ozone therapy in the treatment of COVID-19. Zhishui Zheng et al; China J Med Virol .2020;92:2348-2350
2020年今年の中国からの論文(レター)です。中国で重症コロナ感染症の治療にオゾン療法を加えた2例と通常の治療の2例を症例提示の形で掲載しています。
クリニックでもおこなっているオゾン療法大量自家血オゾン療法 オゾンはその抗ウイルス作用を発揮する可能性があり、オゾン療法はインフルエンザや新規ウイルスにおいて治療上有用であることが実証されています。
結果は、オゾン療法が臨床症状の早期の回復と胸部CT画像の改善を促進し、ウイルス排除の期間と入院期間を短縮する可能性があることを示しています。
サイトカインストームにはオゾン療法は非常に有用な治療だと思います。
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冬になると日照時間が短くなり、体内でのビタミンDの生成が減少します。
ビタミンDは体内のコレステロールから生成されます。皮膚でコレステロール系の物質が紫外線によってビタミンD3に転換された後、肝臓で25ヒドロキシビタミンD〔25(OH)D3〕が生成します。
その後、腎臓で水酸化されて活性型ビタミンDである1α-25ジヒドロキシビタミンD〔1,25 (OH) 2D3〕に代謝され、体内で機能を発揮します。
これは血液で測定が可能です。
食品ではビタミンDは、サケ、マスなどの魚介類に多く存在します。
ビタミンD3は、あんこう、いわし、にしん、さけなどの魚介類に豊富に含まれています。
また、卵黄やバターなどにも含まれていますが日本人は食事からの摂取だけでは足りないので、紫外線から生成する必要があります。それでも不足気味になります。
ビタミンDは免疫に重要な働きをします。
最近の報告でもビタミンDは上気道感染症の予防になるといわれています。
https://doi.org/10.1136/bmj.i6583(Published 15 February 2017)
またイスラエルからの報告では、コロナウイルス感染症になった人は、感染していない人よりビタミンD3の血中濃度は低かったという報告もあります。
https://doi.org/10.1101/2020.07.01.20144329
クリニックでの血中ビタミンD濃度を測定していると、紫外線に全く当たらない方や風邪をひいて具合が悪くなっている方はビタミンD濃度が低い傾向にあります。
ビタミンDのサプリメントを内服している方は、濃度は高く保たれています。
感染症の予防のためにもこの時期だけでも、ビタミンDを十分にとることをおすすめします。自分も飲んでいます。
オゾン療法の論文
Clinical utility of ozone therapy in dental and oral medicine
Yiji Suh1, et al.:
Department of Physiology and Biophysics, Stony Brook University Renaissance School of Medicine, Stony Brook, NY, USA Medical Gas Research.Volume 9, Issue 3,P163-167, 2019
2019年のニューヨークからの報告です。歯科関係です。
オゾン療法は、歯科の多くの分野で多くの可能性を秘めている療法であると報告。歯科の35の論文を参考に、効果、副作用、禁忌が報告されています。
口腔外科および歯内療法におけるオゾン療法のエビデンスはまだまだ少ないですが、創傷治癒、虫歯、口腔苔癬、歯肉炎および歯周炎、口臭、顎骨壊死、術後の痛み、プラークおよびバイオフィルム、歯根管、象牙質知覚過敏症、側頭下顎関節障害に応用されていて、臨床の現場では非常に有用のようです。
ホワイトニングについてはオゾン単独でなく、他との併用が有用あったと報告している論文もあります。
今後、オゾン療法の歯科への応用が進んでいくと思います。
実際、クリニックでも口内炎や歯槽膿漏にはオゾン水の効果を感じています。
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ビタミンDはカルシウムのバランスを整えたり、骨の健康を保つのに働いている栄養素です。
ビタミンDが不足すると、成人の場合、骨粗鬆症や骨軟化症の症状が出やすくなります。
こうした症状は、高齢の人の症状というイメージがあるかもしれませんが、妊娠中や授乳中の女性の場合は特にきちんと摂る必要があります。
乳幼児や子供の骨や歯の成長に大きく関係し、不足するとクル病にかかるリスクがあるためです。
ビタミンDの種類はD2〜D7の6種類があり、その中でも私たちが普段「ビタミンD」と呼ぶものはD2とD3の2種類です。
D2はきのこに多く含まれる植物由来、D3は魚類や卵類に含まれる動物由来です。カルシウムやリンの吸収を促進し、健康な骨をつくる働きがあります。
これまで、ビタミンDはカルシウムの吸収を促進するなど、助っ人的な存在として考えられてきましたが、ビタミンD3は最近の研究により免疫力を高め、花粉症やインフルエンザ対策にも役立つことが明らかになってきました。
ビタミンDは通常の食事からの摂取では足りず、紫外線によって体内で生成する必要があります。
冬は日照時間が短いために、体内のビタミンD濃度が低下します。
日本人は通年、ビタミンDが不足しがちなので、風邪やインフルエンザなどの感染症が流行する冬は、特に意識して紫外線にあたったり、ビタミンDをサプリメントから補給することをおすすめします。自分も飲んでます。
ビタミンDを多く含む食品
ビタミンDは、サケ、マスなどの魚介類に多く存在します。
ビタミンD2は、きくらげ、本しめじ、しいたけなどのきのこ類に、ビタミンD3は、あんこう、いわし、にしん、さけなどの魚介類に豊富に含まれています。
また、卵黄やバターなどにも含まれています。
オゾン療法(オゾン水について)
すみません、論文でないのですが、先日、オゾン水の抗菌効果の動画をクリニックでとりました。
オゾン水って何?効くのか?という声が多く、実証しました。
細菌数を測定する器械を使用して、オゾン水の使用の前後で、手のひらの細菌数を測定しました。オゾン水によって細菌数が減少しており、ある程度の抗菌効果がみとめられました。みてください。
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ビタミンCはコラーゲン、カルニチン、神経伝達物質などの生合成に関わる水溶性ビタミンです。
日本においては、成人の1 日当たりの推奨量を100 mg としている一方で、推奨量を超える5~20 倍量の高用量(1日500~2000mg/day)を摂取ると、リンパ球の酸化的DNA 損傷の抑制やリンパ球の機能改善を示すことが1980年代からすでに報告されています。
オーソモリキュラー医学でしられているポーリング博士はビタミンCのグラム単位の摂取により生体防御機構すなわち免疫能を強化することが可能であり、ウイルス疾患を予防できることを強調していました。
ビタミンCは抗ウイルス作用のあるインターフェロンの合成を促進し、白血球機能の亢進、補体系、抗体やTリンパ球、NK細胞の増強など多くの免疫増強機序が示されています。
ビタミンCは、感染の初期に、特にインフルエンザウイルスに対して、IFN-α/βの産生の増加を通じて、in vivo抗ウイルス免疫応答を示したという報告もあります(Immune Netw. 2013 Apr;13(2):70-74.)。
2017年に東京都健康長寿医療センター研究所の石神先生のグループがマウスですが、通常の10倍の量を1年間投与すると、加齢に伴う胸腺の委縮を抑制して免疫細胞数の維持に寄与するという報告をされています。
これを参考にすると免疫力をあげていくには、ヒトでは消化管の吸収にもよりますが、1日1000㎎(1g)で1年以上継続が必要になります。
クリニックでは自分も含めて、毎日1000mgのビタミンCを摂取しています。継続しないとだめです。
オゾン療法 論文
2000年の日本からの論文です。
オゾン水の殺菌効果と院内感染予防への応用
赤堀幸男ら:日集中医誌2000;7; 3 ~10
静岡県立大学と静岡済生会総合病院の先生方からの論文です。
つい先日2020年8月に“オゾン水による新型コロナウイルスの不活化効果を確認”と題して日機装株式会社が、宮崎大学医学部の共同研究講座において、新型コロナウイルスに対するオゾン水の効果を検証し、その有効性を確認しプレスリリースしていました。
ずいぶん以前から2000年に医療においてオゾン水の研究が発表されています。
多剤耐性菌による院内感染が医療現場で重要な問題になってきた時代で、オゾン水の細菌に対する効果を、詳細な実験で証明しています。
オゾンを水に溶解したオゾン水は、強力な殺歯作用を有し、一般細歯はもちろんmethicillin-resistantStaphylococcus aureus (MRSA)、vancomycin-resistant enterococci (VRE)などの多剤耐性歯に対しても、他の殺菌剤より低濃度でかつ、5秒程度の短時間で完全な殺菌作用を示したと報告しています。
また、オゾン水は手指洗浄用として最適であり、排水に悪影響しないなど、環境にも配慮した有効な院内感染対策方法を提供するものと考える。
現在も全く同じで、この報告を支持しますし、医療現場でもっと使われてもいいと思います。クリニックでの10年の経験からも賛成です。
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アルファリポ酸について
前回おはなししましたグルタチオンですが、サビ取りをして疲れたビタミンC(酸化型ビタミンC)をもとの元気なビタミンC(還元型ビタミンC)に戻してくれる働きもあります。
そのグルタチオンを十分働かせるには、実はリポ酸というものが必要なのです。
最近はサプリメントでもリポ酸をよくみかけるようになりました。
α-リポ酸(アルファリポ酸)は、別名チオクト酸と呼ばれる脂肪酸の一種で、細胞のミトコンドリア内で働く補酵素の一種です。
ミトコンドリア内での熱エネルギー産生高めて、新陳代謝を高め、体脂肪の増加を抑制すると言われています。
コエンザイムQ10、ビタミンC、ビタミンE、グルタチオンなどと同様に抗酸化作用を有しており、その抗酸化力はビタミンCやビタミンEの400倍とも言われています。
生物学上で重要なのはR体とよばれるもので、リポ酸の酸化体がβ-リポ酸です。
α-リポ酸は、生活習慣病や老化の原因となる体内での活性酸素の増加を抑制し、細胞の 酸化を防いでくれます。
その結果、糖尿病をはじめさまざまな生活習慣病の予防となるだけでなく、肌を若く保つこと(アンチエイジング) や代謝をあげる期待できる成分です。
α-リポ酸は重金属をキレート(包み込んで体外に出す働き)する作用、いわゆる解毒する作用があります。
知らず知らずに体内に蓄積された水銀などの有機物質は、脂肪を分解しにくい体質へと変えていきますが、α-リポ酸は水銀を体外へ排出させる働き(デトックス効果)があります。
がん予防、認知症予防には解毒が非常に重要とおもっています。
もちろん免疫(抗酸化力)が上がります。
α-リポ酸は、レバー、ほうれん草、にんじん、トマト、ブロッコリーなどの食品に含まれています。
人間の体内でも生成されていますが、その量はいずれも極微量です。
また、α-リポ酸は年齢、特に30~40歳頃から著しく低下することが知られており、結果的に新陳代謝が少なく なり、いわゆる「中年太り」の原因となります。
そこで、減少したαリポ酸をサプリメントから補う事で体脂肪の増加を抑える働きもあるといわれています。
暫くは免疫をあげるには?というテーマで行きたいと思います。
オゾン療法の論文
Ozone and Ozonated Oils in Skin Diseases: A Review V. Travagli,1 I. Zanardi,1 G. Valacchi,2,3 and V. Bocci4 Mediators of Inflammation Volume 2010, Article ID 610418, 9 pages
2010年のイタリアからの論文です。
オゾン水とオゾンオイルについて、その作用機序まで、詳しく述べられています。
慢性の創傷には、糖尿病性壊疽、四肢のアテローム性動脈硬化、または外傷や熱傷による壊死した深い潰瘍などがあります。
さらに、免疫抑制をしてしまう化学療法は栄養状態を悪化し、膿瘍、肛門裂傷および瘻孔、床ずれ、毛細血管の炎症、骨髄炎などを引き起こします。
これらは治療が非常困難であり、しばしば長期の治療をしても結局治らないことが多い。
さまざまな種類の消毒剤、抗生物質、抗真菌剤、抗原虫剤、および成長因子は、代謝改善と局所の低酸素症が改善されないので、効果がうすく、オゾン療法がいいといっています。
クリニックでも、10年間 オゾン水を使用していますが、創傷治癒がはやい特に熱傷はきれいになおっていますし、効果を実感しています。
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ふるたクリニック 百合ヶ丘 ドクターふるた YouTube講座
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グルタチオンは肝臓に最もおおく含まれていますが、いろいろな細胞内でつくられ続けますが、年齢とともにつくられにくくなり、減少していきます。
私、古田が最も注目しているのは、様々な有害物質とグルタチオンが結合して細胞の外へと排出され、有害物質を取り除いてくれる機能です。
解毒(デトックス)作用です。キレーションともいいます。
グルタチオンが不足してしまうと、肌荒れやしみ、肝機能の低下、慢性疲労などにつながり、結果として免疫が低下し老化を進行させてしまうと考えます。
グルタチオンが体内に不足する原因としては、有害物質に対する解毒をおこなうために、グルタチオンの消費、使われてしまっていることだと思います。
クリニックには体内に蓄積する有害重金属を測定する器機がありますが、それは同時にミネラルを測定します。
体内重金属がたまっている方、特に女性はSH基(硫黄)と亜鉛が圧倒的に不足していることをよく経験します。
その点においてもグルタチオンの点滴の意義はあると思っています。
グルタチオンは食では、肉類や酵母、レバー、キウイフルーツ、アボガドなどに多く含まれているといわれています。
オゾン療法の論文
Attenuation rules and germicidal efficacy of ozoneted water LU Jianyun1, et al:Department of Dermatology; 2 Department of Urology, Th ird Xiangya Hospital, Central South University, Zhong nan da xue xue bao. Yi xue ban = Journal of Central South University. Medical sciences.2018 Feb 28;43(2):143-146.
2018年の中国からの論文です。中国でもオゾン水を使っています。
さまざまな温度でのオゾン水の濃度と抗菌作用の報告です。
HZ-2601Bというオゾン水製造装置でつくられたオゾン水の濃度と抗菌力を検証しています。
結果では20℃、25℃、30℃、35℃、40℃におけるオゾン水を製造した時点でのオゾンの濃度は、それぞれ4.38、4.26、3.12、2.76、および1.31ppmということでした。
温度は低いお水でつくったほうが濃度が高くでています。
オゾン水は製造した直後から濃度がおちていきますが、最初の10分で急速に減衰したといっています。
オゾン水の濃度は、25℃および30℃で30分後も1.06ppmおよび0.37ppmとのことでした。
緑膿菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、およびカンジダアルビカンスの1ppmオゾン水での1分間の平均殺菌率は、99%、100%、100%、100%、および100%でした。
0.3ppmのオゾン水での1分つけた後の大腸菌、黄色ブドウ球菌、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、緑膿菌、およびカンジダアルビカンスの平均殺菌率は、それぞれ100%、100%、100%、95%、92%でした。
また20-30℃以下のオゾン水は、微生物に対して優れた殺菌効果があるということです。これはオゾン濃度がある一定はあるからです。
論文はここまでです。
オゾン水の最大の弱点は長期保存がきかないというものでした。一般にオゾン水は製造してから4時間ぐらいで失活して効果がなくなるといわれています。
われわれが使っているオゾンスプレーは6ケ月後も0.08ppmを保っており、使い勝手がいいと思っています。
よろしくお願い申し上げます
オンライン診療による抗菌外来をはじめました。全国どこからでも可能です。
オゾン水 オゾンスプレーをしっていただくためです。何卒よろしくお願い申し上げます。
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夏になると女性の方が、日焼け防止のためにグルタチオンの点滴を希望される方がいます。また男性でも慢性疲労で点滴される方がいます。
グルタチオンについて説明します。大学では肝機能障害の方に点滴していたものです。
グルタチオンの成分は、グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸の結合物です。強い抗酸化機能をもち、体中で活性酸素から細胞を守るという働きをしています。
グルタミン酸は、脳にエネルギーを与えて成長ホルモンの分泌を促し、免疫力を高めるといわれています。
システインは、皮膚に含まれる黒色メラニンの沈着を防ぎ、肌色メラニンを生成します。
シミやそばかすを改善し、美白効果を期待できるともいわれています。このことから美容の点滴に使用されているとおもいます。グルタチオはSH基というものを有しており、解毒の働きもあります。
グリシンは、コラーゲンの3分の1を構成するアミノ酸で、肌のバリアー機能を高めるといわれています。
グルタチオンは肝臓でのデトックス作用もあり、アルコール代謝を促進する機能もあります。
クリニックではパーキンソンの治療のひとつとしても使用しています。
オゾン療法の論文
Ozonized water as an alternative to alcohol-based hand disinfection Hans Johan Breidablik et al:Center of Health Research, Førde Hospital Trust, Førde, Norway. J Hosp Infect Volume 102, ISSUE 4, P419-424, August 01, 2019
2019年のノルウエーからの論文です。
オゾン水の手指消毒に関してのものです。
細菌で汚染された手の汚染除去におけるオゾン水とアルコールによる消毒を比較して論文です。
30人の看護学生を対象とした研究。手を大腸菌で人工的に汚染し、次にオゾン水または3 mLの標準的なアルコールベースの消毒剤(アルコール85%)で消毒します。
その後の大腸菌のコロニー数の変化で比較しています。オゾン水0.8ppm、4ppm、0.8ppmと4ppmの混合水、と85%アルコールの4種類で比較検討しています。
消毒後の手のコロニー数(細菌数)ではこの4群間に有意差はみられませんでした。
被験者の20%が、アルコール消毒による皮膚の障害を訴えていました。
結論として、オゾン処水は、大腸菌も対しての効果的な除菌剤であり、従来のアルコール液による手指消毒剤のかわりになる可能性がある。
オゾン水は、手荒れなどの皮膚に問題を持つ方には効果的であるということです。
最近、季節の変わり目か、快晴や雨といった気圧の変化がはげしいのか免疫のバランスがくずれるのか、口内炎を訴えるかたが結構います。
一般的に口内炎といえばアフタ性口内炎を指します。
アフタ性口内炎は、楕円形の黄白色の潰瘍になります。口内粘膜に直径5ミリ程度の灰白色斑(アフタ)ができて、痛みを伴って、再発する場合も多いです。
アフタ性口内炎はヘルペスウイルスの感染や全身性熱性疾患、ことにウイルス感染症が誘因となり発生することがあります。
また虫歯や食べ物などによる機械的、化学的な刺激によっても発生し、明らかな原因がわからないものも結構あるようです。
ベーチェット病とよばれる病気の部分症状とし発生することもありますから、口内炎を繰り返す場合には詳しい検査を行い原因をつきとめることが必要です。
いろんな治療しても改善せずに、口内炎に困っている方にはクリニックではオゾンスプレー(オゾン水)を使用していただきました。
オゾンの効能で、改善する方が非常に多いです。
クリニックで検証してみましたが、33人に方に使用していただき、29人の方に効果がありました。(88%に効果がみられました。)
困っている方は一度、オゾン水を試してみてほしいです。
オゾン療法 論文
オゾン水の殺菌効果と院内感染予防への応用 赤堀、他:日集中医誌2000; 7: 3~10
2000年、日本の論文です。
本日、オゾン水おはなしをださせていただいた。日本でもオゾン水はむかしから研究されていたようです。
オゾン水の論文は日本では医療よりも工業の方がおいかもしれませんが、オゾン水は医療においてもいいですよというものです。
論文では、多剤耐性菌による院内感染が問題の医療現場で、院内感染防止対第としては、手指洗浄による感染経路の遮断が基本的かつ最も有効とされています。
オゾンを水に溶解したオゾン水は、強力な殺菌作用を有し、一般細菌はもちろん MRSAやVREといった多剤耐性菌に対しても、他の殺菌剤より低濃度でかつ5秒程度の短時間で完全な殺菌作用を示していました。
オゾン水は手指洗浄用として最適であり、排水に悪影響しないなど、環境にも配慮した有効な院内感染対策方法を提供するものですという内容でした。
オゾンによる殺菌作用は古くからよく知られていますが、その作用機序としてオゾンが細胞の核酸(DNA RNA)を分解・損傷することも知られていますというものです。
細菌のみならず、細胞の中でふえるウイルスにたいしても有用です。
オゾンはみんな毒というイメージがありますが、厳密に調整された低濃度オゾン水は安全です。
よろしくお願い申し上げます
オンライン診療による抗菌外来をはじめました。全国どこからでも可能です。
オゾンスプレーをしっていただくためです。何卒よろしくお願い申し上げます。
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COVID19においては日本では、第1波においては、オーバーシュート(爆発的な患者の増加)もひどい医療崩壊は起こりませんでした。
しかし、油断をすれば、「第2波」はすぐ来るかもしれません。
感染力が強いこのウイルスと、今後どう向き合うべきなのか考えてしまいます。答えは共存だと思います。
日本や中国、韓国、欧州の多くの国では、散発的な感染者集団(クラスター)は出ているものの、ピーク時に比べると感染者は減りつつあります。
しかしWHOは5月末に、こうした国々が急いで感染拡大防止策を解除すれば、直ちに第2波のピークが訪れると警鐘を鳴らしています。
約100年前に流行し、世界で約6億人が感染、数千万人が亡くなったスペイン風邪の話がよくでてきますが、資料によると、日本での第1波は1918年11月に訪れ、約4万4千人が死亡しています。
その後、収束に向かったものの、約1年後の冬に第2波が到来して感染数は少ないですが、致死率は5倍になっています。
米国やフランスなどでは第2波の方が脅威となり、国立感染症研究所によると、致死率は第1波のときの10倍だったようです。
もちろん、今回の新型コロナウイルスと同じとは言えませんが。治療薬やワクチンを待つより、各個人で感染防止対策をさらに強化するべきとおもいます。
以前から強調していますが感染しないような体づくりが大切です。
オゾン療法(論文)
Oxygen-ozone therapy as adjuvant in the current emergency in SARS-COV-2 infection: a clinical study. Promoter of the study: NUOVA F.I.O. (Italian Oxygen-Ozone Federation); S Marini, et al:, Journal of Biological Regulators and Homeostatic Agents, 28 May 2020, 34(3)
2020年、今年5月つい最近のイタリアからの報告です。
イタリアオゾン協会での多施設共同研究です。
コロナウイルス感染患者の治療において、早期にオゾン療法をはじめることで、気管内挿管の頻度つまり呼吸器の装着する頻度が減少され、また、早期のオゾン療法の併用で、炎症がひどくなるサイトカインストームの発生をおさえることができるだろうというものです。
早期のビタミンC点滴の報告もでていますが、早期のオゾン療法の併用も有用というものです。
イタリアにおいては、オゾン療法は日本よりはるかに歴史もあり、ポピュラーな治療ですので、このように多施設での研究が可能だと思います。日本でも研究しないといけません。
お知らせ
オンライン診療による抗菌外来をはじめました。全国どこからでも可能です。
オゾンスプレーをしっていただくためです。何卒よろしくお願い申し上げます。
人には一度ウイルスに感染すると免疫を獲得することができ、その後に感染をしないという免疫機構が備わってきます。
麻疹や水痘などは一度感染するとその後二度と感染しないとされ、このような免疫をいまさらですが、終生免疫と呼んでいます。
ウイルス全てが終生免疫を獲得できるわけではありません。
インフルエンザはかかった年にはもう一度かかるということは少ないものの、翌年またインフルエンザにかかるという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
これは、インフルエンザというウイルスが終生免疫を獲得できないこと、その年の感染は免れることができたとしても次の年には免疫力がないと、感染してしまうという結果になってしまいます。
新型コロナウイルス(COVID-19)の終生免疫の獲得は難しいといわれています。
今回のコロナウイルスCOVID-19以外にコロナウイルスといわれるものはHCoV-HKU1、HCoV-NL63、HCoV-OC43といったいろいろな種類があります。
これらのコロナウイルスは風邪の原因ともなるウイルスですが、同じ年に再感染することもあることが明らかになっています。
このため、新型コロナウイルスも同じコロナウイルスであることから再感染をする可能性があるのではないかといわれています。
さらに、新型コロナウイルスが抗体を獲得できたとしてもその持続期間が短いのではないかという点です。
2002年から流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)も原因ウイルスはコロナウイルスの一種でしたが免疫持続期間は平均して約3年といわれています。
これまでの研究で、新型コロナウイルスに感染した方の血液検査をして調べたところ、抗体は非常に少なかったということも分かっているようです。
クリニックではご希望があれば、自費診療ですが、コロナウイルスに対する抗体検査をしています。
確認、安心のため、興味がある方が検査をうけています。
感染者のかたではなのですが、抗体が陽性の方はいまだに出会っていません。
いずれにせよ感染しないように自身の免疫力アップが必要ではないかと思います。
オゾン療法 論文
Potential Cytoprotective Activity of Ozone Therapy in SARS-CoV-2/COVID-19 Gregorio Martínez-Sánchez et.al.Italy 2 Clinica Fiorela Madrid, 28035 Madrid, SpainAntioxidants 2020, 9(5), 389
今年のスペイン、マドリッドからの論文です。
オゾン療法はもともと種々のウイルス感染症に効果があり、それは分子生物学的に証明されています。
クリニックではウイルス性肝炎、ノロウイルス、帯状疱疹ウイルス、一般の風邪ウイルスにたいしてオゾン療法は非常に効果があり実感しています。
この論文ではドキソルビシン抗がん剤ですが、この副作用である細胞障害を、オゾン療法はあきらかに軽減していると報告しています。
クリニックでも、種々の抗がん剤の副作用の軽減にオゾン療法は非常に効果があることを実感しています。
オゾン療法では、核内転写因子である炎症反応をあげる、免疫をあげるNF-κBの上昇、それが暴走していないために抗炎症、抗酸化作用のあるNrf2がその後働いていることが証明されています。
COVID-19によって引き起こされる臓器障害の治療として、他の治療としてオゾン療法は非常に効果的であり、今後は数多くの臨床治験が必要だといっています。
今回のウイルス感染でオゾン療法は、高濃度ビタミンC点滴と同様に治療のひとつとして世界中でおこなわれています。
オゾンはウイルスに効くのです。
謹んでお願いです
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ありがとうございます。
日本では今週から緊急事態宣言や外出の自粛が解除され経済活動が再開しようとしています。
しかし、先に解除された韓国や中国の武漢、ドイツでは再流行、集団感染が報告されています。
感染の第2波が起きたり、第2波が大きくなることもある科学的な理由はわかっていないようです。
ただ、1918年のスペインかぜの時の第2波ではウイルスが遺伝子変異し、毒性が強まった可能性を指摘するものもあります。
インフルエンザウイルスとは違うCOVID19については未知数だと思います。
第1波より第2波が大きかったスペインかぜの教訓をたどれば、今回の新型コロナウイルス感染でも今年2020年の秋から冬にかけて第1波を上回る第2波が世界を襲うのではという可能性もあります。
日本ではそのスペインかぜでは総感染者数2380万人、死亡者約39万人の報告があります。
第1波での感染の致死率は1.22%でしたが、第2波では5.29%と報告されております。
今は一時的に感染のグローバル化が停止しているようですが、制限の解除、再開の仕方を誤ると、ウイルスがまた一気に世界に広がるのではと思います。
引き続き感染には注意は必要とおもっています。
病院、クリニックの経営状況は一般には知られていませんが、患者数が激減しており、他の業種と同様に非常に厳しいものがあります。
安倍首相は5月4日に緊急事態宣言延長に関する記者会見で、アビガンを5月中の薬事承認を目指す考えを明らかにしておりましたが、効果が不十分、副作用の点からかアビガンはいまだ承認されていません。しばらく無理だと思います。
やはり自身の免疫力アップ、感染予防対策の意識が重要と思います。
オゾン療法 論文
NO NEW COVID-19 deaths in Balearic Islands as Ibiza clinic becomes first in Spain to use pioneering ozone therapy According to health officials, more than half of those infected with COVID-19 have won the battle against the virus Olive Press News Spain
論文でなく報告です。
スペインのイビサ島のヌエストラ・セニョーラ・デル・ロサリオ・ポリクリニック病院では、COVID-19の患者を治療するためのオゾン療法(日本でいう血液クレンジングのことです)を試み、成功を収めています。
クリニックはプレスリリースで次のように述べています。
”気管内挿管と呼吸器による機械換気に接続しようとしていた患者は、オゾン療法のおかげで、15%から3%に減少しました。わずか数回の治療セッション(数回のオゾン療法)で酸素を必要としない点まで改善しました。”というものです。
オゾンを使用して殺菌・治療を行い、体内の酸素の摂取量と使用量を改善し、免疫システムを活性化させるこの治療法は、イタリアと中国でコロナウイルス患者を対象にすでに試験的に実施されています。
また、中国では4つの臨床試験が行われており、暫定的な結果ではオゾンがウイルスの予防・抑制に有効であることが示されています。
オゾン療法はサイトカインストームの改善の役割をしていると思います。
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ありがとうございます。
クリニックではオゾン水を手指消毒を使っています。
(世界初)オゾンによる新型コロナウイルス不活化を確認Press Releaseです。令和2年5月14日のものです。
(世界初)オゾンによる新型コロナウイルス不活化の条件を明らかにした。
公立大学法人奈良県立医科大学 一般社団法人MBTコンソーシアムの 研究グループは世界で初めてオゾンガス曝露による新型コロナウイルスの不活化を確認しました。
また、その 不活化の条件を実験的に明示することにより、実用性を学問的に示しました。
診察室や集会場等においては、感染拡大防止のため使用後は手作業によるアルコール拭き等で除菌を行っており、労力と時間がかかっていました。
この課題を解決する手段の一つとして、オゾンガスによる除菌が提唱されていましたが、その医学的エビデン スはありませんでした。
この度、奈良県立医科大学を中心とする研究グループはオゾンガス曝露による新型コロナウイルスの不活 化実験を行い、オゾンにより、新型コロナウイルスが不活化されること、ならびに、オゾンの濃度と曝露時間の条件とオゾンの不活化の関係について実験的に明らかにしましたので報告します。
新型コロナウイルス細胞株を培養し、安全キャビネット内に設置した耐オゾン気密ボックス(アクリル製)内に、ステンレスプレートを設置し、実験対象の新型コロナウイルスを塗布します。
耐オゾン気密ボックス(アクリル製)内に設置したオゾナイザー(PMDA認証の医療機器:オゾン発生 器)を稼働させて、耐オゾン気密ボックス内のオゾン濃度を1.0~6.0ppmに制御し維持させます。
オゾンの曝露量はCT値で設定します。(厚労省PMDAによる医療機器認証の実証実験値であるCT値330や、総務省消防局による救急隊オゾン除染運用値であるCT値60を使用。)
曝露後ウイルスを細胞に接種し、ウイルスが細胞に感染しているかを判定しウイルスの量を算出します。
この実験は、本学がバイオセーフティーレベル3の実験室を保有し、ウイルスの培養技術を保有しているので可能となりました。
CT値330(オゾン濃度6ppmで55分曝露)では、1/1,000~1/10,000まで不活化。
2CT値60(オゾン濃度1ppmで60分曝露)では、1/10~1/100まで不活化。
研究成果まとめ
今回の研究では、オゾンにより最大1/10,000まで不活化することを確認しました。
これは、オゾンの実用的な条件下で、新型コロナウイルスを不活化できることを示しています。
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COVID-19対策には、マスクも必要ですが、手指消毒も非常に大事です。
アルコール消毒がない、アルコールで肌が荒れるなどがある方には、ナノオゾンスプレーがあります。
クリニックでは自分もスタッフもナノオゾンスプレーを使用しています。
いままで3年間検証してきました。
ナノ化しているので、保存がきくところが、普通のオゾン水とは全く違います。
もともと、熱傷、創部や縫合後の消毒に使用していましたが、
*口内炎、口腔内の洗浄
*手指の洗浄による手荒れ防止
*肌荒れ、アトピー性皮膚炎に対して
*化粧水としての効果
*花粉症の目のかゆみや喉のイガイガ
に有用でした。
このオゾンはアルコールよりも数百倍の抗菌力があり、手荒れもせず、目にはいっても大丈夫で、お子様にも安心して使えます。
もちろん傷の消毒にも使えます。いいものだとおもっています。
クリニック内で、先日とった動画もあります。
ナノオゾンスプレーのお問い合わせは、クリニックに直接、または
manahs2057@gmail.com
までお願いいたします。
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ありがとうございます。
3つの密についても連日放送されていますね。マスクはアメリカでも必需品になりました。
今回COIVD-19 の怖いところは、飛沫感染のみでなく、接触による感染力が強いことではないかと思います。
マスクだけではだめなのです。まめな手指消毒が必要と思います。
国際医療リスクマネージメント学会からの資料もあります。
http://www.iarmm.org/J/newsletters/Covid19personalprevention.pdf
オゾン論文
今日は論文でないのですが、基本情報をお伝えします。
オゾンは、フッ素に次ぐ強力な酸化作用があり、殺菌やウイルスの不活化、脱臭・脱色、有機物の除去などに用いられています。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』の抜粋です。
殺菌・脱臭
水道水の殺菌に塩素消毒の代わりにオゾンが用いられる国家も多い。
オゾンは有機塩素化合物を生成しないため、処理後の水にも残留せず、塩素と比較して味や匂いの変化が少ない。
従って、いくつかのシステムでは配管での細菌増殖を防ぐために少量のオゾンを添加することがある。
日本では近年、東京都水道局、大阪市水道局、阪神水道企業団、大阪広域水道企業団等で水道水の高度浄水処理において、殺菌の一環として用いられており、追随する地方公共団体や水道運営事業者も増えてきている。
気体としてのオゾンは、その毒性により高度な濃度管理が求められるため、オゾンガスをミキシング又はバブリングと呼ばれる手法で水に溶け込ませたり、電気分解により水に含まれる酸素を利用して作る「オゾン水」として活用される例が増えている。
オゾンの不安定な性質により数十分で酸素と水に戻るので残留性のない殺菌水として使えるほか、塩素系殺菌剤やエタノール系殺菌剤が使えない場合にも使用される。
細菌の細胞を直接破壊・分解するため、耐性菌を生まない利点もある[3]。
ヨーロッパでは医療への活用が多数試され、その効果が発表されている。
近年は日本でも医療、介護、食品、酪農を主とする農業などの分野で殺菌、消臭、廃棄物処理目的で使われることが多くなった。
ホテルの客室などに置ける小型の脱臭用オゾン発生器も販売されている[3]。
以上です。
この10年間 クリニックでオゾン療法をおこなってきて、オゾン水の効果を実感しています。大学病院では医薬品でないため、使用できません。
多くのドクターも実は知らないのです。“オゾンなにそれっ?”て感じでした。
オゾン水は保存がきかないことが難点でした。
今クリニックにあるナノオゾン水は保存がきいて、手にも眼にも、お子様にもやさしい消毒液です。
アルコールより優れモノだと思います。
次回製品を紹介します。
問い合わせは manahs2057@gmail.com までお願いします。
「メルケル首相 国民向けTVスピーチ、3月18日」
親愛なるドイツ国民の皆さん!
現在、コロナウィルスは私たちの生活を著しく変えています。
日常生活、公的生活、社会的な人との関わりの真価が問われるという、これまでにない事態に発展しています。
何百万人もの人が職場に行けず、子供たちは学校や保育施設に行けない状況です。
劇場、映画館、店などは閉鎖されていますが、最も辛いことは、これまで当たり前に会っていた人に会えなくなってしまったことでしょう。
このような状況に置かれれば、誰もがこの先どうなるのか、多くの疑問と不安を抱えてしまうのは当然のことです。
このような状況の中、今日、首相である私と連邦政府のすべての同僚たちが導き出したことお話ししたいと思います。
オープンな民主主義国家でありますから、私たちの下した政治的決定は透明性を持ち、詳しく説明されなければなりません。
決定の理由を明瞭に解説し、話し合うことで実践可能となります。
すべての国民の皆さんが、この課題を自分の任務として理解されたならば、この課題は達成される、私はそう確信しています。
ですから、申し上げます。事態は深刻です。どうかこの状況を理解してください。
東西ドイツ統一以来、いいえ、第二次世界大戦以来、我が国においてこれほどまでに一致団結を要する挑戦はなかったのです。
連邦政府と州が伝染病の中ですべての人を守り、経済的、社会的、文化的な損失を出来る限り抑えるために何をするべきか、そのためになぜあなた方を必要としているのか、そしてひとりひとりに何が出来るのかを説明したいと思います。
伝染病について私がこれから申し上げることは、ロベルト・コッホ研究所のエキスパート、その他の学者、ウィルス学者からなる連邦政府協議会からの情報です。
世界中が全力で研究していますが、まだコロナウィルスの治療薬もワクチンも発見されていません。
発見されるまでの間に出来ることがひとつだけあります。それは私たちの行動に関わってきます。
つまり、ウィルス感染の拡大の速度を落とし、その何カ月もの間に研究者が薬品とワクチンを発見できるよう、時間稼ぎをするのです。
もちろん、その間に感染し発病した患者は出来る限り手厚く看護されなければなりません。
ドイツには優れた医療制度があり、世界でもトップクラスです。
しかし、短期間に多くの重症患者が運び込まれた場合、病院には大きな負担がかかります。
それは統計上の単なる抽象的な数字ではなく、父または祖父、母または祖母、パートナーであり、彼らは人間です。
そして、私たちはすべての人の命に価値があることを知るコミュニティで生活しているのです。
まずこの場を借りて、医師、そして看護施設、病院などで働くすべての方にお礼を申し上げます。
あなた方は最前線で戦っています。この感染の深刻な経過を最初に見ています。毎日、新しい感染者に奉仕し、人々のためにそこにいてくれるのです。あなた方の仕事は素晴らしいことであり、心から感謝します。
さて、ドイツでのウィルス感染拡大を遅らせるために何をするべきか。
そのために極めて重要なのは、私たちは公的な生活を中止することなのです。
もちろん、理性と将来を見据えた判断を持って国家が機能し続けるよう、供給は引き続き確保され、可能な限り多くの経済活動が維持できるようにします。
しかし、人々を危険にさらしかねない全てのこと、個人的のみならず、社会全体を害するであろうことを今、制限する必要があります。
私たちは出来る限り、感染のリスクを回避しなければなりません。
すでに現在、大変な制限を強いられていることは承知しています。
イベントは無くなり、見本市、コンサートは中止、学校も大学も保育施設も閉鎖、公園で遊ぶことさえ出来ません。
州と国の合意によるこれらの閉鎖は厳しいものであり、私たちの生活と民主的な自己理解を阻むことも承知しています。
こういった制限は、この国にはこれまであり得ないことでした。
旅行や移動の自由を苦労して勝ち取った私のような人間にとって(注※メルケル首相は東独出身)、そのような制限は絶対に必要な場合にのみ正当化されます。
民主主義国家においては、そういった制限は簡単に行われるべきではなく、一時的なものでなくてはなりません。
今現在、人命を救うため、これは避けられないことなのです。
そのため、今週初めから国境管理を一層強化し、最も重要な近隣諸国の一部に対する入国制限を施行しています。
経済面、特に大企業、中小企業、商店、レストラン、フリーランサーにとっては現在すでに大変厳しい状況です。
今後数週間は、さらに厳しい状況になるでしょう。
しかし、経済的影響を緩和させるため、そして何よりも皆さんの職場が確保されるよう、連邦政府は出来る限りのことをしていきます。
企業と従業員がこの困難な試練を乗り越えるために必要なものを支援していきます。
そして安心していただきたいのは、食糧の供給については心配無用であり、スーパーの棚が一日で空になったとしてもすぐに補充される、ということです。
スーパーに向かっている方々に言いたいのです。
家にストックがあること、物が足りていることは確かに安心です。しかし、節度を守ってください。買い溜めは不要で無意味であり、全く不健全です。
また、普段、感謝の言葉を述べることのなかった人々に対しても、この場を借りてお礼を申し上げます。
スーパーのレジを打つ方々、スーパーの棚に商品を補充される方々は、この時期、大変なお仕事を担われています。私たち国民のためにお店を開けていてくださって、ありがとうございます。
さて、現在急を要すること、それはウィルスの急速な拡散を防ぐために私たちが効果的な手段を使わない限り、政府の措置は意味を持たなくなるということです。
私たち自身、誰もがこのウィルスに感染する可能性があるのですから、すべての人が協力しなければなりません。
まず、今日、何が起こっているかを真剣に受け止めましょう。
パニックになる必要はありませんが軽んじてもいけません。すべての人の努力が必要なのです。
この伝染病が私たちに教えてくれていることがあります。
それは私たちがどれほど脆弱であるか、どれほど他者の思いやりある行動に依存しているかということ、それと同時に、私たちが協力し合うことでいかにお互いを守り、強めることができるか、ということです。
ウィルスの拡散を受け入れてはなりません。それを封じる手段があります。
お互いの距離を保ちましょう。
ウィルス学者は明確にアドバイスしています。握手をしてはいけません。丁寧に頻繁に手を洗い、人と少なくとも1,5メートルの距離を置き、出来るだけお年寄りとのコンタクトを避けましょう。
お年寄りは特にリスクが高いからです。
この要求が難しいことであることは承知しています。
こういった困難な時期にこそ、人にそばにいてもらいたいものですし、物理的な近接、触れ合いこそが癒しとなるものです。
残念ながら、現時点ではそれは逆効果を生みます。誰もが距離を置くことが大変重要であることを自覚しなくてはなりません。
善意のある訪問、不必要な旅行、これらはすべて感染を意味し、行ってはならないのです。
専門家が「お年寄りは孫に会ってはいけない」と言うのには、こういった明白な理由があるからです。
人と会うことを避ける方は、毎日たくさんの病人の看護をしている病院の負担を軽減させているのです。
これが私たちが人命を救う方法なのです。
確かに難しい状況の人もいます。
世話をしている人、慰めの言葉や未来への希望が必要な人をひとりにはさせたくはありません。
私たちは家族として、あるいは社会の一員として、お互いに支えあう他の方法を見つけましょう。
ウィルスが及ぼす社会的影響に逆らうクリエイティブな方法はたくさんあります。
祖父母が寂しくないように、ポッドキャストに録音する孫もいます。愛情と友情を示す方法を見つける必要があります。
Skype、電話、メール、そして手紙を書くという方法もあります。
郵便は配達されていますから。自分で買い物に行けない近所のお年寄りを助けているという素晴らしい助け合いの話も耳にします。
この社会は人を孤独にさせない様々な手段がたくさんある、私はそう確信しています。
申し上げたいのは、今後適用されるべき規則を遵守していただきたい、ということです。
政府は常に現状を調査し、必要であれば修正をしていきます。
現在は動的な情勢でありますから、いかなる時も臨機応変に他の機関と対応できるよう、高い意識を保つ必要があります。そして説明もしていきます。
ですから、私からのお願いです。
どうか私たちからの公式発表以外の噂を信じないでください。発表は多くの言語にも訳されます。
私たちは民主国家にいます。強制されることなく、知識を共有し、協力しあって生活しています。
これは歴史的な課題であり、協力なしでは達成できません。
私たちがこの危機を克服できることは間違いありません。
しかし、いったいどれほどの犠牲者となるのでしょう?どれだけの愛する人々を失うことになるのでしょう?
それは大部分が今後の私たちにかかってきています。
今、断固として対応しなければなりません。現在の制限を受け入れ、お互いに助け合いましょう。
状況は深刻で未解決ですが、お互いが規律を遵守し、実行することで状況は変わっていくでしょう。
このような状況は初めてですが、私たちは心から理性を持って行動することで人命が助けられることを示さなければなりません。
例外なしに、一人一人が私たちすべてに関わってくるのです。
ご自愛ください。そしてあなたの愛する人を守ってください。ありがとうございます。
戦争をしらない58歳の自分にとっても、生まれてからいままで経験したことないようなことが起こっています。
この先はわかりませんが、今自分にできることをしていくしかありません。
新型コロナウイルス(COVID-19)感染の潜伏期間は3日で、感染様式は、くしゃみで感染するというより,ティッシュで鼻をかむ際に鼻を触った手がウイルスで汚染され、その手でドアノブなどの物を触り、そこに付着したウイルスが物を介して別の人の手にうつり,その手を顔面にもっていくことで感染するといった、物を介する感染(fomite transmission)ともいわれています。
物を介する感染を防ぐためには,「顔に手をもっていかない(特に鏡の前で無意識に顔面や毛髪を触ることに注意)」「徹底した手の消毒や手洗い」が重要になります。
もちろん、体調管理、ビタミンCやビタミンDなどの栄養も重要です。
よろしくお願いします。
WHOの事務総長の動画です。世界に向けての発信です。ぜひみてください。
【WHOが提唱するパンデミックを乗り越える5つのポイント】
https://www.youtube.com/watch?v=cux-z4Qy430&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1JPd-_RdiDjZuV8I7eW-PUoPW6rePc9sEcbzkooiI3o1E5fc-sJaYOIhc
オゾン療法の論文
Ozone and oxidation therapies as a solution to the emerging crisis in infectious disease management: a review of current knowledge and experience. Rowen RJ1. Med Gas Res. 2019 Oct-Dec;9(4):232-237.
感染症管理における新たな解決策としてのオゾン療法と酸化療法の総説です。
2019年の論文です。
ウイルス疾患にオゾン療法は有用であることは、すでにエビデンスもあり、周知のことですが、最近は、エボラ出血熱に、オゾン療法を用い、死亡率の低下と、感染後の合併症の発生率の低下したことが経験されています。
いま、多くのオゾン療法を実践しているグループで、このコロナウイルスに対する治療法にオゾン療法をからめることがいいのではと臨床研究されています。
ワクチンや有用な薬物療法がない状態では、オゾン療法は副作用のない、コストも安価な療法なので、もっと積極的ひといれるほうがいいと主張しています。
日本でおこなわれているオゾン療法は、大量自家血オゾン療法ですが、風邪やノロウイルス、肝炎などのウイルス疾患に対しては非常に有用です。自身のクリニックの経過でも経験ずみです。
ウイルス感染の予防としても、オゾン療法と高濃度ビタミンC点滴の組みあわせがいいのではと自身では思っています。
2020年3月24日にNYの新聞NYポストに
New York Hospitals Treating Coronavirus Patients with Vitamin C
By Lorena Mongelli and Bruce Golding
という記事がでました。
中国の上海でコロナウイルスの患者さんにおこなわれ効果のあった、高濃度ビタミンC点滴に準じたものです。
ロングアイランドにある2つの医療施設ではコロナウイルスの集中治療患者には、すぐに1.5gのビタミンCの静脈内投与を1日3-4回おこなっているようです。
これはNIHが推奨している1日の摂取量の16倍にあたります。
アメリカでのビタミンCの需要が急に多くなったために、日本ではビタミンC点滴のボトルが手にはいりにくくなっています。
クリニックで推奨しているビタミンCは点滴で来られる方はいいいのですが、1日のビタミンC摂取量は3g(3000㎎)ただし、リポ化した吸収しやすいものは1g(1000㎎)、ビタミンDは1日2000国際単位(2カプセル)です。
スタッフもみんな飲んでいただいています。
過剰なストレスは、クリニックで長年測定してきましたが、体内に過剰な活性酸素がたまるので、免疫力、抗酸化力が異常に低下します。
異常に悲観的にならず、自分でできることを前向きに考えてみてください。これは重要です。
オゾン療法の論文
https://aaot.us/page/CoronavirusAndFlu
今回は論文ではなく、コメントです。
クリニックでも数多く施行してきましたが、ウィルス疾患に、オゾン療法は副作用もなく、非常に効果的な治療法です。
今回のCOVID-19に対して、ビタミンC点滴がいろいろな国で試されていますが、オゾン療法(日本では血液クレンジングといわれています)との組み合わせの報告です。
オゾン療法の第一人者シャレンバーガー氏のインフルエンザの治療法がのっています。
これをCOVID-19の治療法としているとのことです。ビタミンC25gの点滴とオゾン療法の組み合わせです。
その間に、過酸化水素水の点滴もしています。
余談ですが、過酸化水素水の点滴では、細菌やウィルスを直接殺菌する作用や単球、マクロファージ、ヘルパーT細胞の働きを活性化することがわかっています。
日本でオゾン療法は、血液を使った治療法のことですが、オゾン注腸(オゾンの気体を浣腸の容量でおしりから入れる方法)でもいいとのことです。
Dr.Shallenberger’s Flu Protocol
1. Start the patient on the attached oral flu instructions.
2. Give an MAH (typically 200ml @ 78 mcgm/ml) followed by 25 grams of vitamin C on 2-3 consecutive days.
3. In between the MAH/IVC treatments the patient nebulizes 3cc of special hydrogen peroxide mixture (see attached)
4. If unable to give MAH for whatever reason, do saline, rectal, or sauna
ドクターは、オゾン療法、高濃度ビタミンC点滴で、まずは、自分の体調、免疫力をよくすることを薦めています。
ウイルスに感染しないために、手洗い、マスク、うがいは必要ですが、それ以上に必要なのが、感染しない体、抵抗力のある体をつくることだとおもいます。
前回のメルマガで、栄養が必要で、特にビタミンC、ビタミンDは必須であるといいました。クリニックスタッフ全員に内服してもらっています。
ビタミンDはWHOでも上気道感染の予防に有用と報告しています。
Vitamin D for prevention of respiratory tract infections
https://www.who.int/elena/titles/commentary/vitamind_pneumonia_children/en/ ビタミンCもウイルス感染に有用という報告もいろいろあります。
Vitamin C for Preventing and Treating Pneumonia
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/23925826/?from_term=WHO.+++VitaminC.+Infection+&from_pos=5&from_exact_term=who.+vitamin+c.+infection
今回のCOVID-19感染症では、3月3日に国際オーソモリキュラー学会(カナダが本部)からのコメントで中国の上海政府がビタミンCの内服、点滴を公式に推奨して治療、予防に積極的に使用を開始しているというものでした。
治療効果もでていました。
http://orthomolecular.org/resources/omns/v16n16.shtml
3月16日になり、日本のYahooニュースで上海でのビタミンC投与の現状が掲載されていました。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200316-00071103-gendaibiz-int&p=3
やはり自身の免疫を高めることが必要だと主張したいです。
オゾン療法の論文
Ozonated oil in wound healing: what has already been proven? Ana Paula Anzolin, Níncia Lucca da Silveira-Kaross, Charise Dallazem Bertol College of Pharmacy, Graduate Program in Human Aging, University of Passo Fundo, Passo Fundo, Brasil * Med Gas Res. 2020;10(1):54-59.
創傷治癒におけるオゾン化オイルは、効果はすでに証明されているかというおので、2020年今年の論文です。ブラジルからの論文です。
オゾン化オイル・クリームは、創傷の治癒を促進し、殺菌性、抗ウイルス性、抗真菌性の特性があり、炎症を抑えるといわれてるがどうなのか。レビューです。
検索キーワードとして「オゾン療法」、「炎症」、「オゾン」として、ポルトガル語、スペイン語、英語の論文で28の論文がありました。
オゾン化オイルは皮膚の傷の治癒に効果的であり、微生物感染の減少、創傷治癒促進効果がります。さらに、オゾンによる血管新生の促進と、創傷瘢痕形成が改善されています。
また、病変後の色素沈着がおきることも防いでいるとのことです。
日本ではオゾン療法というと、血液をつかった施術が一般的ですが、オゾンは非常に高濃度では毒ですが、非常に低濃度では、傷の治癒、創傷治癒といいますが、非常に有用です。
開業して9年経過していますが、すべて傷はオゾン水、オゾン化クリームを使用してきました。イソジンは全く使用していません。
やけどの非常に早く、きれいに治りますし、ケロイドも改善してきます。
いままでも話してきましたが、オゾンクリーム、オゾン水は、一家に一つあると非常に便利だとおもいます。
今回のような新型のウイルスは、そのワクチンがないので、治療法や予防法で確立されたものはありません。医学でいうEBMはないのが現状です。
このような時は、自身の抵抗力、免疫力を高めるといった、普段インフルエンザでの対策と同様なことをすればいいと思います。
先日、新聞で、免疫力をアップすることが必要だという記事がありましたが、高齢者の多い日本ではこのことがより重要と思います。
基本は食事、つまり栄養素なのですが、サプリメントの活用も必要です。
ビタミンCが感染症に効果があることや、ビタミンDがインフルエンザや上気道感染にも効果があるといった論文は、結構あります。
ふるたクリニックでも、スタッフには、ビタミンCやビタミンDのサプリメントを積極的に摂取してもらい、免疫力をあげて、感染しないようにしていただいております。このことを自分は強調したいです。
今回のコロナウイルス(COVID-19)では感染者の便にもウイルスがみつかっており、手洗いはもちろん大切です。
つい最近の報告では、COVID-19におけるウイルス核酸の放出パターンはインフルエンザと類似しているとの報告もあります。まだ不明です。原文は下記です。
SARS-CoV-2 Viral Load in Upper Respiratory Specimens of Infected Patients. Journal The New England journal of medicine. 2020 Feb 19; doi: 10.1056/NEJMc2001737. Author:Lirong Zou, Feng Ruan, Mingxing Huang, Lijun Liang, Huitao Huang, Zhongsi Hong, Jianxiang Yu, Min Kang, Yingchao Song, Jinyu Xia, Qianfang Guo, Tie Song, Jianfeng He, Hui-Ling Yen, Malik Peiris, Jie Wu
オゾン療法の論文
Ozone in Medicine: Clinical Evaluation and Evidence Classification of the Systemic Ozone Applications, Major Autohemotherapy and Rectal Insufflation, According to the Requirements for Evidence-Based Medicine, Ozone: Science & Engineering, 38:5, 322-345, 2016 Renate Viebahn-Hänsler, Olga Sonia León Fernández & Ziad Fahmy (2016)
この論文は世界中で行われているオゾン療法が、エビデンス(=治療法や検査法などが有効であるという情報)に基づいた医療なのか、EBMの手法を利用した医療行為なのかという2016年の論文です。著者はドイツとキューバ人です。
オゾン療法は日本では自身の血液100㏄を専用のボトルに脱血して、戻すことをさしますが、これは、国際的には大量自家血オゾン療法(MAH:Major Auto Hemotherapy)といいます。
また、オゾンを直腸に浣腸のように入れる方法;オゾン注腸(RI:rectalinsufflation)もクリニックでもしていますが、世界中で多数おこなわれています。
この論文の中でエビデンスのあるものとしてたくさんありますが、2012年の論文で、加齢性黄斑変性症のハイリスクの患者さまに対して、マルチビタミン療法よりも活性酸素レベルがより低下して治療効果あるのではというものや、耳鳴りの治療として内服のベタヒスチン(メリスロンという薬)と比較して、同等の効能があるというものが紹介されています。いずれも安全な療法を強調していました。
自分も開院からオゾン療法をしていますが、いままで22000例させていただき、施術中にアレルギー症状が出た方1名、施術後にめまい、気分不快があったかた1名で、副作用、合併症率は2/22000 で0.0091%でした。安全な療法と思っています。
ニューズウイーク日本版にあった新型コロナウイルスから身を守る10の方法が載っていました。
個人的にはインフルエンザの対応と全く同じでいいのではと思っています。
雑誌によると、科学ジャーナリストのローリー・ギャレットという方が書いています。下記になります。
- 1、 外出するときは、手袋を着用する
- 2、 素手で自分の顔や目に触れない
- 3、 手袋を毎日交換する
- 4、 マスクは屋外では役に立たない。屋内でもあまり頼りにならない
- 5、 今すぐ浴室とキッチンのタオルを全て取り換える
- 6、 ドアノブには要注意
- 7、 食事をシェアする場合は、自分の箸やフォーク、スプーンで食べ物をとらない
- 8、 ウイルスの原因がその動物か判明するまで、生きた動物や魚を買って調理しない
- 9、 気候が許す限り、自宅や職場で窓を開け、室内の空気を入れ替える
- 10、 発熱患者を看病する場合は、世話する側も患者も常にフィットしたマスクを着用する
というものでした。以前のSARSのときに患者さんを取材した経験からのようです。よろしくお願いします。
オゾン療法の論文
Ozone in Medicine: Clinical Evaluation and Evidence Classification of the Systemic Ozone Applications, Major Autohemotherapy and Rectal Insufflation, According to the Requirements for Evidence-Based Medicine, Ozone: Science & Engineering, 38:5, 322-345, 2016 Renate Viebahn-Hänsler, Olga Sonia León Fernández & Ziad Fahmy (2016)
日本では、オゾン療法(日本では血液クレンジングとよばれていますが)が一時あやしい治療ということが情報で流れていました。
世界中で100年前からおこなわれている医療で、そのような風潮に、自分は全く相手にしていませんでした。
今回のこの論文は世界中で行われているオゾン療法が、エビデンス(=治療法や検査法などが有効であるという情報)に基づいた医療なのか、EBMの手法を利用した医療行為なのかという2016年の論文です。
著者はドイツとキューバ人です。
オゾン療法は日本では自身の血液100㏄を専用のボトルに脱血して、戻すことをさしますが、これは、国際的には大量自家血オゾン療法(MAH:Major Auto Hemotherapy)といいます。
また、オゾンを直腸に浣腸のように入れる方法;オゾン注腸(RI:rectalinsufflation)もクリニックでもしていますが、世界中で多数おこなわれます。
それらの論文を集めて、エビデンスにもとづいた医療なのかを検証しています。
非常に重要な論文なので、数回に分けて報告します。
結論では、大量自家血オゾン療法、オゾン直腸注入療法は、エビデンスにもとづく医療であり、安全、経済的であるといっています。
本年もよろしくお願いもうしあげます。
ビタミンCは本当に抗老化作用があるのか?
マウスの実験では、ビタミンCの不足状態が長期にわたり継続的に続くと寿命が短くなることが実証されています。
寿命が短縮した原因は、ビタミンCの不足による異常な活性酸素の発生や長期にわたる過剰な活性酸素の存在によるためか、あるいは、ビタミンCのいまだあきらかになっていない未知なる働きによるものか、まだ分かっていません。
現代では、ビタミンC欠乏症である壊血病を発症するまでは至らないにしても、体の中でビタミンCが不足している日本人は結構多いと思います。
高齢者になるにつれて、血液中のビタミンC濃度が減少することも報告されています。
加齢に伴う血液中のビタミンC濃度の現象は老化に伴う、腸管からのビタミンC吸収力の低下、ビタミンCの体内保持力の低下、あるいは、ビタミンC体内での消費量の増加によるものかも知れません。
ビタミンCは水にとける、いわゆる水溶性であるため尿から排出されやすく、体の中での消費量も多いことからみても、足りなくなる傾向にあります。
私達は、気づかないうちにビタミンC不足状態に陥っていた可能性があります。
ビタミンCの役割は、活性酸素を消去する抗酸化物質としての働き、コラーゲンの生合成、鉄分の吸収の促進、コレステロールの処理、ビタミンEに対してのリサイクル作用などがあります。
ビタミンCが不足すると体内の活性酸素がたまり、血管を障害して、動脈硬化になりやすく、脳の血流へも影響して、認知症のリスクが高まると思われます。
また遺伝子への障害がおきやすく、発がんリスクも増えると思っています。
オゾン療法の論文
Ozone Exerts Cytoprotective and Anti-Inflammatory Effects in Cardiomyocytes and Skin Fibroblasts after Incubation with Doxorubicin Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine Volume 2019, Article ID 2169103, 9 pages V. Simonetti ,1,2 V. Quagliariello ,3 M. Franzini,2,4 R. V. Iaffaioli,5 N. Maurea,3 and L. Valdenassi2,4 1“Kaos” ONLUS Foundation, Turin, Italy
2019年イタリアからの最近の論文です。
抗がん剤でよく使うドキソルビシンという薬剤の副作用に重大なものとして、心筋毒性があります。
それらの障害をオゾンが軽減するかどうかを、動物実験レベルではありますが、分子生物学的に証明した論文です。
心筋細胞に抗がん剤であるドキソルビシンを暴露させて障害をおこさせたあとに、様々な濃度のオゾンの気体と混和して測定しています。
核内転写因子の中で、炎症をおこさせるNF-kBという因子は減少し、抗酸化を促すNrF2という因子は上昇していたというものです。
ようするにオゾン療法が抗がん剤の副作用を軽減していたということです。
クリニックでは、臨床の現場で、抗がん剤の副作用で、からだが疲弊してこられる患者さまが結構います。
抗がん剤の治療を受けている期間に、オゾン療法を週1回ぐらいうけてると、全身倦怠感、食欲不振、手足症候群などが軽減され、骨髄抑制も軽減されることが多いです。
症状が全くなくなるわけではないのですが、これは患者さまが、体感して、おっしゃるケースがほとんどです。
抗がん剤の副作用軽減にオゾン療法は有用と感じています。
食中毒が多いのは9〜11月
気温も湿度も高い真夏に食中毒が多いと思われています。
しかし、厚生労働省の調べでは年間でいちばん発生件数の多い時期は9〜11月なのです。
夏バテして体力が落ち、免疫力が低下しているところに、台風などの大きな気温、気圧の変化が加わり、体調を崩しやすくなります。
秋は行楽シーズンでもあり、バーベキューや運動会、お祭りなど野外での食事が増えることも影響しているようです。
秋には魚貝からの感染が多い腸炎ビブリオ、O157に代表される腸管出血性大腸炎、牛、豚、鶏などが保有しているカンピロバクター菌、食肉や生卵が原因のサルモネラ菌などの食中毒が多いようです。
いずれも、食する前にしっかり洗い、十分な加熱が大切です。
食中毒予防の原則
細菌の食中毒を予防するための原則は3つといわれています。
「つけない」「増やさない」「やっつける」の三つです。
- 1.「つけない」= 十分洗う、分ける
- 2.「増やさない」= 低温で保存する。
マイナス15℃以下では繁殖が停止するため、食べ物に付着した菌を「増やさない」ように低温で保存することが必要です。
- 3.「やっつける」= 加熱処理
ほとんどの細菌は、加熱で死滅します。十分な加熱を心がけましょう。肉料理は中心部を75℃で1分以上の加熱することが目安です。生ものには気をつけてください。
オゾン療法の論文
Ozone therapy in the management and prevention of caries Merve Erkmen Almaz et al. Journal of the Formosan Medical Association Volume 114, Issue 1, January 2015, Pages 3-11
2015年の台湾医学雑誌掲載の歯科領域の論文です。論文はトルコからの報告です。
歯科領域でオゾン療法をされている先生は、日本でも増えているように思います。
内容は、虫歯は歯の表面の脱灰を特徴とする細菌性疾患であり、歯垢中の細菌量のレベルを低下させることは重要で、現在は抗菌治療がおこなわれています。
虫歯の治療、治療後の消毒、虫歯関連微生物レベルの低下のために、オゾン療法を導入するのはどうなのか、効果的なのかという論文です。
虫歯の病変における細菌の減少に対して、消毒剤のクロルヘキシジンゲルとオゾンを比較すると、30秒間の1%クロルヘキシジンゲルの塗布と同様にオゾンの塗布の比較では、オゾンは微生物を減らすのに有意に効果的ではないことが報告されていうと述べています。
腐敗した組織の除去にも効果がなかったというこのです。
著者は、多くの臨床や実験的研究で、オゾンは虫歯の治療、虫歯の消毒、歯垢中の微生物の細菌量の低下、および虫歯病変の再石灰化に使用され、有用とされています。
臨床的証拠(エビデンス)ははっきりしていなので、さらなる検討が必要であるといっています。
古田の私的な意見ですが、現時点では、オゾンと抗菌剤が、同等の効果であれば、コスト、副作用の面から、オゾンがいいのではと思います。
遅延型アレルギー検査(フードアレルギー検査)
体調不良、慢性疲労、おなかの調子がわるい、アレルギーのような皮膚症状がある方々への検査として遅延型アレルギー検査(フードアレルギー検査)があります。
この検査は普段、摂取している食事の反応をみています。
一般のアレルギー検査でしているIgE抗体をでなく、IgG抗体をみています。しかし日本の学会(日本アレルギー学会、日本小児アレルギー学会)ではこの検査を否定しています。
クリニックでの検査の目的は、アレルギー物質をみつけるのではく、体調不良の原因を探すためのものです。
腸内のカンジタに着目
この検査の一部は、腸内環境でのカビ(カンジダ)が増殖しているかをみます。
カビはもともと常在菌で、私たちとは本来はうまく共存している微生物で、普段は悪さをしません。
しかし、免疫が低下していると「カンジダ」と呼ばれるカビが腸や皮膚などで異常増殖し、様々な健康トラブルを引き起こします。
カンジダは甘いものが好きなので、甘いものをほしがり、人間にたべさせます。
そして、カンジダがさらに増えて、また甘いものをとります。このような悪循環になっているのです。
特に腸内でのカビの異常増殖は腸内環境を乱し、副腎疲労やリーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群:腸もれ症候群)という病気の原因にもなります。
リーキーガット症候群
リーキーガット症候群は、腸の粘膜上皮の細胞間をつなぐ接合部(タイトジャンクションといいます)が緩むことで隙間ができ、食物や毒素が腸管粘膜からリンパや血管内に漏れ出すことに伴う病気のことです。
リーキーガット症候群は慢性疲労、喘息やアトピー性皮膚炎の原因になるうえに、自己免疫性疾患やがんなどを増悪させるといわれています。
食物線維(納豆、煮豆、おから、干しシイタケ、きくらげ、海藻類、サツマイモ、トウモロコシなど)を多く摂取して、青魚(イワシ、サンマ、サバ、アジなど)を積極的にとります。
オメガ3脂肪酸(EPA、DHAが多く含まれています。
食事の改善と、甘いものを控える、甘いものがほしかったら、自然な果物からとるようにしていただいています。
オゾン療法の論文
Ozone Therapy in Dentistry:A Brief Review for Physicians William C Domb Director, Inland Institute of Aesthetic Dentistry, Upland, CA, USA William Domb, DMD - Upland, CA, USA Interv Neuroradiol. 2014 Oct; 20(5): 632–636.
2014年 アメリカ カリフォルニアの歯科医からの論文です。
オゾン療法が歯科医にとって非常に有用な治療法であるという論文です。
オゾン歯科治療は、まったく新しいものではなく、ヨーロッパ、南アメリカ、および他の多くの国で行われている治療法です。
歯周病(歯周病)は、口臭に最もよく関係していて、最終的には、歯の緩みと葉の喪失が生じます。歯周病から全身疾患にかかわっていることが報告されています。
直接の感染よりも、この菌の血液内への侵入は非常に強い炎症をおこし、血管の内皮を攻撃します。
損傷を受けた内皮は、病原体を内膜に侵入させ、アテローム硬化の発生墓地になるといわれています。
歯周病や歯の根の先にできる病巣のバイオフィルム形成細菌は、内毒素をもち血流に入り込みます。
口腔内バイオフィルム細菌は、遠隔の臓器に対して、アレルギーなどによる糸球体腎炎、皮膚疾患などの病巣感染の原因になるといわれ、頻繁に血流に入り込んで菌血症、敗血症、細菌性心内膜炎、動脈硬化などに関わることも証明されてきました。
オゾン療法はこのバイオフィルムの対しての治療に非常に効果を発揮するのではといわれています。
また、歯科医にとって下顎骨の骨壊死病変を治療するのが非常に難しくなっているようです。
これらの多くは、骨粗しょう症のくすりであるビスフォスフォネート薬を大量に服用した患者においておこります。
この対策としてオゾン療法は、非常に高価な抗生物質による治療を必要とせず、有用であると述べています。
自分も歯科領域にオゾン療法はいいと思っています。
夏バテ防止のポイント
- 1、室内と外気温の温度差を少なくするためにエアコンなどの温度を高めに調節し、体温調節機能が低下しないようにします。部屋の冷やしすぎは夏バテの最大の原因です。夏の快適温度は25度から26度がいいと思います。
- 2、疲労を回復するために睡眠時間を確保すること。
- 3、水分補給方法に気をつけること。
- 4、汗により失われた水分・ミネラルを補給すること。ただし、あまり冷たい水分を摂り過ぎないように気をつけること。
- 5、食事は旬のものを積極的に取り入れる。旬のもの、例えば夏野菜を食べると体を上手く冷やしてくれます。
どうしても摂れない栄養素の場合は、サプリメントを効果的に利用することもあります。
汗で失われる栄養素を、食事でしっかり補いましょう
夏は暑さで汗をたくさんかきます。その汗によって、多くのビタミンやミネラルが体から失われます。
ビタミンやミネラルをきっちり補給しないと、ますます体力が落ちていき、やがては「夏バテ」となってしまいます。
ですので、その解消法は、夏にはしっかり食べて、スタミナをつけることです。特に、ビタミンやミネラルを補給する必要があります。
中でも、ビタミンB1とクエン酸、最近ではナイアシンなども必要とされます。
ナイアシンは水に溶ける水溶性ビタミンのひとつで、ビタミンB群の仲間です。
ナイアシンは、糖質、脂質、たんぱく質から、細胞でエネルギーを産生する際に働く酵素を補助する不可欠な働きをします。
これは皮膚や粘膜の健康維持を助ける働きもしています。ナイアシンは不足がすすむとペラグラという欠乏症になることが知られています。
赤い発疹ができる皮膚症状、口舌炎や下痢などの消化管症状、神経障害の三つがあげられます。
ナイアシンは、特にレバー、魚、肉などに多く含まれています。
広く各種食品に含まれていますが、かつお、まぐろなどの魚類、レバーなどに多く含まれています。また、果実ではバナナに多く含まれています。
運動中には、間食のバナナはよいエネルギー源になり、ビタミンB6補給という意味でもいいのです。
水分補給の仕方にも気を付けましょう
また、単に水分を取ればいいというものではありません。
冷たいジュースやビールは、胃腸の働きを弱め、逆に夏ばてを促進してしまいます。水分の取り方にも少し気をつけたほうがいいです。
外気と室内温度は大きく差が出ないように
冷房の効きすぎに備えることは、暑い外からクーラーの効いた室内に入ることを何度も繰り返していると、自律神経がまいってしまい、めまいや食欲低下を招いてしまいます。
なるべく部屋の外と中の温度差がだいたい5度以下になるように部屋の温度を調節したほうがいいです。また、調節ができない場合は、 着るもので調節する必要があります。
しっかりと睡眠をとりましょう
熱帯夜が続く暑い夏は寝不足になりがちです。ですが、寝不足は体力不足を招き、確実に夏バテへの道を進ませてしまいます。
オゾン療法の論文
Ozone therapy: a potential therapeutic adjunct for improving female reproductive health. Zaher Merhi et al: Department of Biochemistry, Albert Einstein College of Medicine, Bronx, NY, USA. Med Gas Res. 2019 Apr-Jun; 9(2): 101–105.
2019年 アメリカ NYからの最新論文です。
生殖医療におけるオゾン療法の利用の可能性についての論文です。ここまでオゾンの研究がすすんでいるという印象でした。
いままでの論文の多くの結果は、動物実験でしたが、オゾン療法が卵管閉塞に改善効果をもたらすこと。子宮内膜炎および膣炎にたいしての有用であること。虚血ならないように卵巣を保護すること。
またオゾン療法が骨盤癒着の形成を減少させるというものでした。
動物実験では有用とされていますが、経膣的に投与されたオゾンが生殖能力に対する影響を今後は人でも、前向き試験で評価する必要があるとしています。
クリニックでは不妊治療のひとつとして、オゾン療法を強く要望がある方にさせていただきました。副作用はありません。妊娠中の方は、オゾン療法はしていません。
子宮内膜の血流増加により、着床率がよくなることで、不妊治療のひとつとしてオゾン療法は有用だと思いますと、ある産科の先生がおっしゃっていました。
ホルモン剤を使用しているかたは、クリニックで活性酸素のレベルを測定すると非常に高いことがわかっています。
オゾン療法は活性酸素を減少させ、血管拡張作用、酸素供給がよくなるので、利にかなっているのでは思っています。
マウスの実験では、ビタミンCの不足状態が長期にわたり継続的に続くと寿命が短くなることが実証されています。
寿命が短縮した原因は、ビタミンCの不足による異常な活性酸素の発生や長期にわたる過剰な活性酸素の存在によるためか、あるいは、ビタミンCのいまだあきらかになっていない未知なる働きによるものかまだ分かっていません。
現代では、ビタミンC欠乏症である壊血病を発症するまでは至らないにしても体の中でビタミンCが不足している日本人は結構多くいるのではと予想されます。
高齢者になるにつれて、血液中のビタミンC濃度が減少することも報告されています。
加齢に伴う血液中のビタミンC濃度の現象は老化に伴う、腸管からのビタミンC吸収力の低下、ビタミンCの体内保持力の低下、あるいは、ビタミンC体内での消費量の増加によるためかも知れません。
ほとんどの日本人はビタミンCを毎日の食事から十分に摂っていると思っています。
しかしビタミンCは水にとける、水溶性であるため尿から排出されやすく、体の中での消費量も多いことからみても足りなくなる傾向にあります。
私達は、気づかないうちにビタミンC不足状態に陥っている可能性があります。
オゾン療法の論文
Ozone Therapy as Adjuvant for Cancer Treatment: Is Further Research Warranted? Bernardino Clavo,et.al: Research Unit, Dr. Negrín University Hospital, Las Palmas, Spain Evidence-Based Complementary and Alternative Medicine Volume 2018, Article ID 7931849, 11 pages
2018年スペインからの論文です。
オゾン療法が、がん治療における補助療法になりえるかという論文です。
オゾン療法は、術前にしていると術後の経過を良好にするので、ガン治療における放射線療法、抗がん剤治療開始をはやめることができる。
また、オゾン療法は傷の治りをよくする効果(創傷治癒効果)があるので、創部の感染に対して有用だというものす。
また、腹膜転移に対するオゾンガスの腹腔内投与の有用性の報告もあります。
臨床報告例や動物実験の報告はたくさんありますが、医療としてエビデンスを構築するには、そのような臨床比較試験(無作為比較試験)が必要であると述べています。
私、古田はクリニックでオゾン療法を2万回以上させていただいておりますが、オゾン療法は、抗ガン剤や放射線治療の副作用をあきらかに軽減します。
また、血液検査では、白血球や血小板の回復がはやくなります。これは患者様自身が最も強く感じています。また、傷の治りがはやくなります。
がん治療の補助療法としては、非常に有益だと、日々実感しています。
Youtube動画
再生すると急に音声がでるかもしれません、ご注意ください。
本の出版:ドクターふるたの酸化療法
本を出版させていただきました。
予防医療について自分の思い、現在実行してることを書かせていただきました。よろしくお願いもうしあげます。
季節の変わり目は、何かとだるい、疲労がたまる、気力がないという方が多いように思います。
最近は、クリニックにこられる方で、人間ドックで“血液検査、CT、MRIなどの画像検査では異常ないといわれるけれど、いつもだるい”と訴えらえる方が結構いらっしゃいます。
食生活について、サプリメントは飲まれているかなど、詳しく聞いていると、サプリメントをいつもたくさんのまれているかたは、活性酸素値が異常に高いことが多いです。
活性酸素が異常に高いままだと、血管の障害で動脈硬化がすすみます。結果、脳梗塞、心筋梗塞、糖尿病、認知症の発症のリスクが高まり、遺伝子の損傷では、がんの発症リスクが高まるのは周知の事実です。
必要以上に多くのサプリメントをのまれているかたは、クリニック内で活性酸素のレベルを測定すると、その値が非常に高いのです。
酵素や、酵母など自然なものはよいのですが、化学合成されたもの、添加物がたくさんはいっているものをたくさん摂取すると活性酸素が大量に産生されて、逆に体調がわるくなってしまうのだと思います。
高いというのは、抗がん剤や放射線治療をしている方と同じレベルです。活性酸素を必要以上に高くなるものとしては、不眠、ストレス、多量な飲酒、喫煙、ホルモン剤の内服などがあります。
活性酸素がたまらにように適度に保つことが必要です。
オゾン療法の論文
Ozone therapy: an overview of pharmacodynamics, current research, and clinical utility Noel L. Smith, et al. Foley Plaza Medical, New York, NY, USA Med Gas Res. 2017 Jul-Sep; 7(3): 212–219.
2017年アメリカ、NYからの論文です。
オゾン療法における薬力学的な作用で、いろいろな病気に有用なことが、医学的に証明されているという論文をまとめた報告です。
オゾン療法は多くの施設での研究から、血管系の、血液学的、免疫系の調節と同様に、抗酸化能の上昇を認めています。
臨床の現場で、心血管系、皮下組織、末梢血管疾患、神経、頭頸部、整形外科、消化器系、泌尿生殖器系の病気に有用である臨床試験がたくさんあります。とくに、糖尿病性壊疽(腐ること)、虚血性創傷、および末梢血管疾患領域において特に有益であることが証明されています。
将来、オゾン療法の研究には、より多くのサンプルサイズを用いて、二重盲検の無作為化臨床試験が必要だと報告しています。
オゾン療法は炎症を抑え、免疫を上げ、抗酸化力もあげます。他にこのような治療法はないと思っています。
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認知症の予防、治療に関しては世界中で、研究が進んでいますが、決定的な答えは見つかっていません。
また確実に効果がある、と言えるものもまだまだ検証中という段階です。やはり予防が大切です。
認知症で最も多いアルツハイマー型認知症は、生活環境や生活習慣と大きく関係していることが判明してきており、規則正しい生活や、食生活、適度な運動に加え、脳に刺激を与えたり、活性化をうながす行動が効果的と言われています。笑いも非常にいいです。
バランスのとれた食事や適度な運動は、認知症が生じる可能性を低くするばかりでなく、心筋梗塞、脳梗塞、がんなど多くの病気のリスクも減らします。
- 食生活では塩分を控えめに、お酒はほどほどに、バランスのよい食事を心がけましょう
- ウォーキングや体操などの運動を継続的に行いましょう
運動をすることで、神経細胞を活性化するホルモンが分泌されることやアミロイドβを分解する酵素を増やすことが期待できます。 - 社会的な交流を増やしましょう
人間は社会的動物といわれます。社会生活の場で他人との交流、集団に参加していくことで、神経細胞ネットワークを強化できると考えられています。
なんでもいいです、趣味を持って生活を楽しむことも必要です。
オゾン療法の論文
Therapeutic Effects of Topical Application of Ozone on Acute Cutaneous Wound Healing Department of Dermatology, Seoul St. Mary’s Hospital, College of Medicine, The Catholic University of Korea, Seoul, Korea J Korean Med Sci 2009; 24: 368-74
2009年の韓国からの論文です。
オゾンの効能のひとつとして、オゾン化オイル、クリームがあります。オゾン化オイルは、顕著な殺菌作用があります。
本研究では、白癬(水虫)の治療におけるオゾン化オイルの有効性の検討のため、200名の患者(各グループ100名)で局所に塗るオゾン化オイルとケトコナゾールクリーム2%(Nizoral)を比較したものです。
治療は、6週間にわたって1日2回ぬりました。オゾン化オイルとケトコナゾールについて、完全な臨床的および真菌学的治癒がそれぞれ75%および81%で得られ、両群間に有意差はありませんでした。
治療終了後6ヶ月で評価され、オゾン化オイルでも再発は観察されませんでした。 副作用はなくオレオゾン化オイルは通常のくすりと同等で、低コストの抗真菌薬になり得るというものです。
このことは、ふるたクリニックでも実感しています。
最近、クリニックで認知症のリスク検査(MCI検査)をしているので、取材をうけました。
認知症はなってからでは遅いので、予防が大切と考えています。これはガンも同じ考えです。
MCI検査は、認知症の診断でなく、認知症の前段階の無症状の状態から軽度認知量障害(MCI)に移行するかのリスクの検査です。
血液検査です。10㏄の採血をするだけです。
MCIとは?
MCIとは軽度認知障害のことで、簡単にいうと認知症の前段階の状態を言います。
MCI(軽度認知障害)の段階では、まだ問題なく日常生活を送ることができますが、数年間で約半分の方が認知症になるかもしれない危険な状態といわれています。
最近の研究では、このMCI(軽度認知障害)の段階で適切な治療を受けることで、認知症の発症をふせいだり、発症を遅らせることがわかっています。
認知症の予防のためには、現状では自覚のない、健康なうちから意識的に検査を受ける必要があると思います。私はうけたら、判定がCでした。
オゾン療法を月2回 半年継続して、食事、運動を気にして、半年後に判定がA(心配なし)でした。この検査MCIは結果は改善するのです。
オゾン療法の論文
Efficacy of comprehensive ozone therapy in diabetic foot ulcer healing. Izadi M1, et al. Ozone Therapy Research Center, Baqiyatallah University of Medical Sciences, Tehran, Iran Diabetes Metab Syndr. 13(1):822-825.2019.
イランのテヘランの大学のオゾンセンターからの2019年最近の論文です。
下肢の糖尿病壊疽についてオゾン療法が有用という研究です。
糖尿病は重症化すると感染に弱く、足が化膿しやすくなります。
私、古田が30年前、外科に入局したとき、下肢が潰瘍になり感染起こして化膿したときに、生命を守るために、下肢の切断の手術を多くしていました。
下肢の切断を防ぐためにいろいろな治療法がありますが、このセンターでは、下肢へのオゾン療法が有効かどうかの研究として、通常の治療群とオゾン療法群に分けて検討しています。
オゾンのバキング(オゾンの気体を袋にいれて、その中に足を入れる状態)、傷にオゾンオイル、そして全身的には、MAH(日本でいうオゾン療法)を頻回にするといままでの治療法に比べて明らかに、傷(潰瘍)の治りがよく、下肢の切断の頻度が通常治療で57%であったものがオゾン治療群だと19%と減少したという研究です。
オゾン療法は、抗菌効果があり、感染を改善し、血流をよくするのです。このことは、オゾン療法をクリニックでおこなっていて実感しています。
花粉症の季節になりました。たくさんの方が、花粉症のくすりの処方を希望されます。
中には、内服薬でも、花粉症の症状がなかなか、よくならない方がいます。
花粉症は都内のほうがおおくみられるのは、花粉はこまかくなってアレルゲンとして体内にはいって反応するわけですが、そのアレルゲンが細かくこわれるには、大気汚染、大気の中の有害重金属が原因ともいわれています。
自然な状態で割れる花粉は約2割程度といわれています。
しかし、大気の汚染物質と接触した場合、約8割が破裂するという報告があります。そのような状態なので高濃度のアレルゲン物質が拡散するため、またアレルゲンのサイズも数ミクロンと小さくなり、体内にはいり蓄積しやすくなるようです。症状が重症化するのです。
クリニックで、手のひらをつかって、レーザーで体内有害重金属の蓄積をしらべると、花粉症の症状がひどい人の中には、体内に有害重金属が非常にたまっている方がいます。
花粉症との関係は、調べてみますが、体内有害重金属の関係があるよう思います。
体内有害重金属を、キレーションという点滴で、体内から除去(解毒)、デトックスすると花粉症が改善する方が結構いらっしゃいます。
オゾン療法の論文
今回は、オゾン療法の中の、オゾンを使ったクリーム、オイルの2010年の論文です。
自分は外科医で、以前は傷の消毒にたくさんの消毒液(イソジン、ヒビテンといいますが)を使用していました。
クリニックを開業するにあたり、オゾンの効果に惚れてからは、クリニック内で消毒液は全く使用していません。
オゾン水、オゾンクリームで、すべての創部の治療に使ってきました。治癒効果があり、副作用、アレルギーなどは、まったくありません。
ステロイド成分はゼロです。2010年のオゾンの祖といわれるイタリアのシエナ大学のボッチ教授からの論文です。論文では、オゾン化オイルが中心ですが、肉芽組織の形成を増加させ、創傷閉鎖の促進を促進し、そして皮膚創傷治癒障害を改善することが実験的に臨床的に証明されているというものです。
口腔感染症や眼科疾患、HIV感染、日和見感染症、にきびなどについてもオゾン軟膏の開発により、細菌、真菌、ウイルスを消失し、微小循環を高めることは、急速な治癒を可能にする。
白癬、爪真菌症のおけるオゾン化ひまわり油の有用性を示した論文もある。
オゾン化オイル、軟膏、クリームは、医療コストの削減になるともいっております。
自分も7年つかってみて、本物とおもっています。
クリニックでは遅ればせながら、最近、血液検査で、ホモシステインを測定しています。
コレステロールの値が高くなくても、将来的に、心筋梗塞、脳梗塞のリスクをみるためです。
ホモシステインとは
ホモシステインは、たんぱく質が代謝されるときに作られるものです。
メチオニンとシステインの生成に不可欠です。このホモシステインがたまると、活性酸素が体内に異常に発生するため、血管の内皮の障害をおこし、心臓病、脳梗塞などを引き起こす危険因子として知られています。
ホモシステイン値を上げてしまう原因は、加齢、喫煙、腎機能低下、アルコールとコーヒーの飲みすぎ、肉の食べすぎ、肥満などがあります。
ホモシステインの代謝において葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6が必要で、これらが少ないと、ホモシステインが上昇してします。
葉酸はホモシステインをメチオニンに無毒化するのに必須なビタミンです。レバー、えだ豆、そら豆、焼きのり、ほうれん草などに多く含んでいます。
ビタミンB12は葉酸の働きを助けてホモシステインをメチオニンに変換させるのを助けます。魚にはビタミンB12が多く含まれています。特に青魚を多く食べることでビタミンB12を補充できます。焼き魚、煮魚、刺身がいいです。天ぷら、フライはだめです。
ビタミンB6はホモシステインをシステインに変換させ対外へ排出させます。
にんにく、カツオ、鶏ささみ肉、ヒレ肉などの脂が少ない肉類に多く含まれています。植物性では、バナナやパプリカ、とうがらし、さつまいも、玄米などにも比較的多く含まれています。
葉酸、ビタミンB12、ビタミンB6のサプリを内服するとホモシステインが低下しています。
オゾン療法の論文
Efficacy of comprehensive ozone therapy in diabetic foot ulcer healing. Izadi M1, Kheirjou R2, Mohammadpour R3, Aliyoldashi MH3, Moghadam SJ4, Khorvash F5, Jafari NJ6, Shirvani S7, Khalili N Ozone Therapy Research Center, Baqiyatallah University of Medical Sciences, Tehran, Iran Diabetes Metab Syndr. 2019 Jan - Feb;13(1):822-825.
イランのテヘランの大学のオゾンセンターからの2019年の論文です。
下肢の糖尿病壊疽についての治療でオゾン療法が有用という研究です。
糖尿病は重症化すると感染に弱く、足が化膿しやすくなります。
古田が30年前、外科に入局したとき、下肢が潰瘍になり感染起こして化膿し、生命を守るために、下肢の切断の手術を結構させていただきました。
下肢の切断を防ぐためにいろいろな治療法がありますが、このセンターでは、下肢へのオゾン療法が有効かどうかの研究として、通常の治療群とオゾン療法群に分けて検討しています。
オゾンのバキング(オゾンの気体を袋にいれて、その中に足を入れる状態)、傷にオゾンオイル、そして全身的には、MAH(日本でいうオゾン療法)を頻回にするといままでの治療法に比べて明らかに、傷(潰瘍)の治りがよく、下肢の切断の頻度が通常治療で57%であったものがオゾン治療群だと19%と減少したというスタディーです。
オゾン療法は、抗菌効果があり、感染を改善し、血流をよくするのです。
このことは、自身がクリニックでおこなっていても実感しています。
2019年あけましておめでとうございます。
ふるたクリニック、メディカルブランチ表参道 代表の古田一徳です。
本年も役立つコンテンツをお届けできたらと思います。
何卒よろしくお願いもうしあげます。
前回、鉄分は経口で摂取が妥当といいました。よく食事では何を食べればいいのかときかれます。
レバーとか赤身の肉をとってくださいと患者さまにはなしていますが、赤身の肉は取りすぎには注意が必要です。
食品中に含まれるレシチン(コリン)が腸内細菌によりトリメチルアミン(TMA)に代謝され、さらに肝臓において酵素によりトリメチルアミン-N-オキシド(trimethylamine N-oxide, TMAO)へと代謝されるといわれています。
これがマクロファージを変化させアテローム性動脈硬化などの心血管疾患に結びついている論分があります。
また赤肉などに含まれるカルニチンも同様に腸内細菌-肝臓代謝を経てTMAOとなり、これがアテローム性動脈硬化のリスクを高めているという報告もあります。
赤身の肉は、必要な栄養素がたくさんありますが、取りすぎには注意した方がいいと思います。これは古田の意見ですので、よろしくお願いします。
オゾン療法の論文
Spinal Ozone Therapy in Lumbar Spinal Stenosis J. BAEZA-NOCI Unit for Percutaneous Treatment of Spinal Disease, Hospital Virgen del Consuelo; Valencia, Spain International Journal of Ozone Therapy 6: 17-24, 2007
2007年のスペインの論文です。
オゾン療法は、日本ではオゾン療法といわれていて、血液を100㏄ひいて、オゾンという気体を血液と接触することで、いろんなものが血液から誘導されるものですが、他にもたくさんの療法があります。
脊柱管狭窄症において、治療効果がなかなかでずに、悩んでいる患者さまも多いと思います。海外では、オゾンの気体そのものを腰に注射して治療をする方法があります。
10㏄のオゾンの気体を、脊椎周囲にうっていますが、週2回を10週と週5回を2週と結構頻回に注射して1年間の経過観察で59人中74%に効果を認めたと報告してます。
クリニックでも、肩、膝の関節周囲、腰の脊椎の周囲にオゾンの気体を直接注射しています。副作用はなく効果はまちまちですが、海外ではしっかりデータがでています。
すっかり寒くなりました。インフエンザが流行してくる時期です。体調には気をつけてくださいね。
先日、鉄剤の注射のことがマスコミにでていました。
陸上競技の高校生に、クリニックで鉄剤の注射をうっていたということでしたね。
一般の診療では、血液検査で血清鉄、フェリチンを測定して、その値が低く、ヘモグロビン(貧血の指標)が正常でも、鉄欠乏であれば、鉄の投与が必要です。
クリニックでよくあるのは、女性で更年期障害といわれて、ホルモン剤を投与されているが、体調が改善しないということで来院されます。血液検査で、フェリチンという値をみると、異常に低く、鉄欠乏でした。しかし、ヘモグロビン(貧血)の値は正常であったために、それ以上の検査はされずに、経過をみられていました。鉄剤の投与をしていたら、みるみる元気になりました。
鉄剤は、原則的には経口(口からとる)から取ることが必要ですが、ひどい鉄欠乏のときは、注射(フェジン)を併用します。
しかし、静脈注射は打ちすぎると、肝臓機能がわるくなったり、血液中の鉄は活性酸素を増やしてしまいます。静脈注射は生理的でないので、注意が必要です。
体調わるくて血液検査を受けている方は、自身のフェリチンの値をチェックしてください。
オゾン療法の論文
Oxygen-ozone therapy as support and palliative therapy in 50 cancer patients
with fatigue – A short report
U. TIRELLI, C. CIRRITO, M. PAVANELLO, L. DEL PUP, A. LLESHI, M. BERRETTA
Tumor Center, CFS, Fibromyalgia and Oxygen Ozone Therapy Unit, Mede Clinic, Sacile (PN), Italy
European Review for Medical and Pharmacological Sciences 2018; 22: 8030-8033
2018年 今年のイタリアからの論文です。
がん治療をうけていて全身倦怠感(抗がん剤の副作用、貧血、うつ、不眠など)がある50人の患者さまに対して、オゾン療法を施行したところ70%の方に倦怠感の改善、回復がみられたという報告です。
数ケ月の短期の成績ですが、がん患者さまに対してのオゾン療法の役割はQOL(生活の質)が改善するというものです。
クリニックでも、最近は、抗がん剤の副作用の軽減目的でオゾン療法をする方も増えています。
疲れがとれるなどの効果が実感でき、抗がん剤の副作用で白血球数が低下してしまい、治療の継続が難しくなるケースが多々ありますが、オゾン療法には、過剰な活性酸素を軽減し、造血機能の向上もあるために、抗がん剤の治療の継続が可能になることが多いです。
寒くなり、お茶を飲む機会がぐっとふえるとおもいます。
緑茶はLDL、つまり「悪玉」のコレステロールを軽減させる、体脂肪を減らす、インフルエンザウイルスを抑制する、歯垢を少なくする、といった効果をもつことが示されています。
2008年に、Ehrnhoeferらは、緑茶ポリフェノールの1つであるエピガロカテキンガレート(EGCG)がアミロイドβ及びα-シヌクレイン凝集を抑制することを報告しています。
Ehrnhoefer DE, Bieschke J, Boeddrich A et al:EGCG redirects amyloidogenic polypeptides into unstructured, off-pathway oligomers. Nat Struct Mol Biol Vol.15 558-566 2008.
認知症の原因の一つに、脳内のアミロイドβ蛋白の蓄積が指摘されています。
クリニックでは、軽度認知症障害(MCI)の将来的なリスクの検査を血液検査で行っています。
エピガロカテキンガレート(EGCG)がアミロイドβ及びα-シヌクレイン凝集を抑制することが分かってきており、可能性として、緑茶は、アルツハイマー病だけではなくレビー小体型認知症の予防としてもいいのかもしれません。
オゾン療法の論文
[The efficiency of ultraviolet autologous blood irradiation used in the complex therapy of infiltrative pulmonary tuberculosis in children and adolescents]. Tuberk Biolezni Legkih. 2009;(9):20-3.
今回もオゾン療法の文献でなく、血液バイオフォトセラピーといって、血液に紫外線のC波をあてて、血液内にわずかな活性酸素(一重項酸素)が発生することにより、オゾン療法と同様の効果がある施術の文献です。
扁桃、気管支の炎症、喘息、頭痛、ノロウイルスなど、急性炎症により効果があります。
アメリカでは100年の歴史があります。
子安海も2009年のロシアの文献ですが、浸潤性肺結核を伴う小児および青年において,通常の抗結核剤による薬物療法単独と血液バイオフォトセラピー(UVB)との併用をおこなった群を比較すると、単独療法よりもUVBを併用したほうが、治療効果があり,薬剤の副作用減少とQOLの改善も良好であったというものです。
風邪で扁桃腺がひどく痛いとき、ノロウイルス感染症、片頭痛、喘息発作には即効性があり、非常に効果的です。
とにかく手洗いを徹底しましょう
まずは「手洗い」をしっかりと行いましょう!
帰宅時、食事前、トイレの後、調理前後は、石けんでよく洗い、温水による流水で十分に流しましょう。アルコール消毒は、風邪やインフルエンザなどの予防には効果的ですが、ノロウイルスにはあまり効果がないといわれていますのでご注意ください。とにかく洗うことです。
今は、外科の手術のときの手洗いの水は、水道水です。
滅菌水ではありません。とにかく洗うことです。
ノロウイルスは、しっかり加熱すれば死滅させることができます。
特に貝類(主に牡蠣、シジミ、アサリなどの二枚貝)は、子どもや高齢者の方、また大人であっても体調の悪い人が、生や不十分な加熱状態で食べると、感染するリスクが高まります。
牡蠣などの二枚貝を食べるときは、中心部まで十分加熱調理(85~90℃で90秒以上)してください。
ノロウイルスを完全に滅菌する方法
一般的な感染症対策として、消毒用エタノールや逆性石鹸(塩化ベンザルコニウム)が用いられることがありますが、ノロウイルスを完全に失活化する方法としては、次亜塩素酸ナトリウム※( 塩素濃ノロウイルスによく効く濃度200ppm )や加熱による処理があります。
調理器具等は洗剤などを使用し十分に洗浄した後、次亜塩素酸ナトリウムで浸すように拭くことでウイルスを失活化できます。また、まな板、包丁、へら、食器、ふきん、タオル等は熱湯(85℃以上)で1分以上の加熱が有効です。
クリニックでは、ウイルスも除去できる、オゾン水を使用しています。
まだ、一般的でないですが、普及させたいと思っています。
オゾン療法の論文
[Effectiveness of extracorporeal ultraviolet blood irradiation in treatment of chronic obstructive bronchitis in pulmonary tuberculosis].Kuvshinchikova VN, Shmelev EI, Mishin VIu.Probl Tuberk. 1998;(3):48-50.
今回はオゾン療法の文献でなく、血液バイオフォトセラピーといって、血液に紫外線のC波をあてて、血液内にわずかな活性酸素(一重項酸素)が発生することにより、オゾン療法と同様の効果がある施術です。
扁桃、気管支の炎症、喘息、頭痛、ノロウイルスなど、急性炎症にもより効果があります。
アメリカでは100年の歴史があります。これはロシアの文献ですが、慢性閉塞性気管支炎をともなった肺結核において、治療として抗結核剤の単独よりも、血液フォトセラピーとの組み合わせがよいとの報告です。バイオフォトセラピーとの組み合わせが治療効果を上げるというものです。
日本では、非結核性抗酸菌症が増加しているようで、血液バイオフォトセラピーもいいと思います。
コレステロールには細胞膜を丈夫にし、機能を高める働きがあります。
コレステロール値が低下すると、それだけ免疫細胞の働きも弱くなって免疫力が低下します。また血管壁の細胞も弱くなり、逆に動脈硬化を起こしやすくなるのではないか、といわれています。無理な食事制限によるダイエットで体調がわるくなるのはこのためです。
コレステロールですが、悪玉コレステロール(LDL)は、食事由来が2~3割、肝臓で作られるのが7~8割といわれています。
実は、食事中のコレステロールよりも肝臓の機能の方が要注意です。最初に肝臓でVLDLという大きな脂肪を運ぶたんぱく質が作られ、それがだんだん小さくなって、悪玉コレステロール(LDL)になるのです。
となると、肝臓でたくさん作られなければいいわけです。
体重を減らしたり、節酒したりすること、また血糖の上昇を抑えることが必要です。
更年期以降の女性については、総コレステロール値がある程度高くても、心筋梗塞や脳卒中などのリスクは少ないことがわかっています。
女性の場合、更年期になって女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が低下すると、一般にLDLコレステロール値が上昇しやすい傾向があります。そのため更年期以降は高コレステロール血症と診断される人が急速に増えますが、実際には少し高めのほうが健康的であることもわかっています。
ただ、これは、肥満、高血圧や糖尿病などの疾患をもっていない人に限ります。
健診でコレステロールが高いと言われて来院されるかたが非常に多いです。
クリニックではLDL値が高くても、HDLの値にもよりますが、すぐには、おくすりは処方せず、頸動脈エコーをおこない、問題なければまずは食事と運動療法などを始めていただいています。
オゾン療法の論文
Ozone therapy: A clinical review.Elvis AM1, Ekta JS.Viveknand Education Society's, College of Pharmacy, Mumbai, India.J Nat Sci Biol Med. 2011 Jan;2(1):66-70.
2011年のインドからの論文です。
オゾン治療の総合的なレビューです。インドでもかなりオゾン治療をしているのです。
1世紀以上にわたり、オゾン治療の研究がされており、いろいろな効果の証明もされています。
病気の消毒や治療に使用されてきました。作用として細菌、ウイルス、真菌、酵母の不活性化、代謝の亢進、免疫系の活性化があります。効果がある疾患としては、感染した創傷、循環器障害、老人性疾患、黄斑変性症、ウイルス性疾患、リウマチや関節炎、癌、SARSおよびAIDSであると述べています。
すっかり涼しくなりました。
先日、患者さまで室内での熱中症の症状なのか、とてもだるくてしょうがないという方がいました。
水分をまめにとっていますか?とい聞いたら、“とっています”とおっしゃいました。
しかし、よくきくと水分摂取の内容は、ミネラルウォーターということでした。
汗を大量にかいて、塩分が消失しているところに、さらにお水で、体液がうすまって、さらに体内の塩分濃度(ナトリウム)が減少している、希釈性低ナトリウム血症になっているため、さらに具合がわるくなるのです。
血液の中のナトリウムが低下している状態です。
汗を大量にかいてなくても、冷房で乾燥している室内にいると、汗をかいていないようでも、かなりの水分、塩分がとられています。
また室内は、除湿して乾燥しているため、冬と一緒で、風邪が流行するのです。
みなさん気をつけてください。
今日の論文
オゾン療法の論文
Ozonized autohemotransfusion improves hemorheological parameters and oxygen delivery to tissues in patients with peripheral occlusive arterial disease.
Giunta R1, Coppola A, Luongo C, Sammartino A, Guastafierro S, Grassia A, Giunta L, Mascolo L, Tirelli A, Coppola L.
Ann Hematol. 2001 Dec;80(12):745-8. Epub 2001 Oct 13.
イタリアからの臨床試験の結果です。
末梢血管の閉塞性動脈疾患において27人の患者と対照20人の比較です。オゾン治療の前と治療後30分で比較検討しています。
末梢(末端)の動脈の血流がよくない患者さまでは、治療前後で比較すると、オゾン療法を行うと、血液の粘ちょう度(ドロドロ度)が低下して、流動性がましていたとのこと。また組織への酸素供給がましていたというものです。
オゾン療法は、動脈硬化における全身の血流の改善が期待できるということです。
ひとは、水分を摂取後、その水分が体全体に浸透するには20分程度かかるといわれています。水を飲んでも血液の流れがすぐに良くなるわけではないので、汗にかかわらずこまめに水分補給をすることが重要です。
また、日中だけでなく、睡眠時前の水分補給も大切です。人は就寝時にコップ一杯程度の汗をかくといわれています。
クーラーをかけて寝る方も多いと思いますが、乾燥しており、水分が意外に奪われますので要注意です。
熱帯夜のような熱い夜の場合、発汗量はこれ以上になります。
就寝時の血圧は低下傾向にあって、血液の流れも遅いため、血栓ができやすい状態になっています。
寝る前に充分な水分を摂り、または枕元に水を置くなどして水分補給を忘れずにしてください。
汗を大量にかいた場合には、汗で失われた塩分も適切に補えるスポーツドリンクや経口補水液などが最適です。食塩水(1リットルに1~2gの食塩)も有効です。塩飴もいいとおおもいます。塩分のない水ばかりとるのは、水中毒(希釈性低ナトリウム血症)になるので、かえって具合がわるくなりますので注意してください。
今日の論文
オゾン療法について
Ozone Therapy on Cerebral Blood Flow: A Preliminary Report
Department of Radiation Oncology and Research Unit, Dr Negrin Hospital, C/ Barranco la Ballena s/n, 35020 Las Palmas (Canary Islands), Spain.
Bernardino Clavo,1,2,7,* Luis Catala,3,7 Juan L. Perez,2,4,7 Victor Rodriguez,5 and Francisco Robaina2,6,7
Evid Based Complement Alternat Med. 2004 Dec; 1(3): 315‐319.
以前からオゾン療法には血管拡張作用があり、全身の血液循環をよくする効果があることが研究で証明されています。
この論文、症例数は少ないですが、オゾン療法前後での頸動脈(首の血流、つまり脳内への血流)の血流を測定した結果、血流量が増加していたと報告しています。血液の流れがよくなったという臨床の現場からの報告です。とても重要です。
1週間に3回施行したあとでの評価ですが、末端の血流もよくなるというものです。オゾン化した血液は、内皮細胞からNOという血管拡張をする物質の産生を促進することがわかっています。血管が広がって、血液の循環がよくなるのです。
だから冷え性にもいいのです。
日常耳にする熱中症ですが、日中、たくさん日に浴びて、吐き気やめまいなどの症状を訴えた場合は、この時期、多くの人は医師でも、熱中症であることを疑ってしまいます。
しかし、大人の場合は、実は熱中症ではなく、脳出血や脳卒中の症状である場合もあるので注意してください。
脳卒中はがん、心臓病に次いで多い死因です。
寒い冬場に、浴室などで起こりやすいイメージがありますが、実は6月から8月の暑い時期に発症者が多いことが報告されています。
なぜ、夏に多いのかといいますと、やはり、暑さによって発汗量が増えると血液中の水分が減り、血液がドロドロと粘性が強くなり、その結果、血液が流れにくくなり、脳内の末梢血管に血栓(血の固まり)ができて、詰まりやすくなるのです。
さらに、暑さによって温度が上がると、体内の熱を放散しようとして、血管が広がり、体内の全体の血液量は変化しないため、脳や心臓へ運ばれる血液量と速度が低下する。血液が固まりやすくなってしまうのです。
症状が長引いて、おかしいとおもったら、医師に相談してください。
先日も、クリニックで、熱中症かと受診した患者さまが、めまい、吐き気が継続していたので、至急でMRIとったら、脳内出血でした。
はじめから熱中症を決め付けるのは危険です。
今日の論文
オゾン療法について
New Therapeutic Aproach in Rheumatoid Arthritis: Ozone
Gulnur Tasci Bozbas* and Omer Faruk Sendur
Department of Physical Medicine and Rehabilitation, Adnan Menderes University Medical Faculty, Aydin, Turkey.
Int J Physiatry 2016, 2:007 Volume 2
前回の論文です。オゾン治療は抗炎症作用と抗酸化作用もあります。
血液とオゾンを接触したときに生成したセカンドメッセンジャーといわれる4-HNE(4-ヒドロキシノネナール)という物質が、点滴で患者さまの体内にもどすと全身にいきわたった4-HNEが組織中のNrf2(Nuclear Factor-erythroid 2-Related factor2)を活性化して、抗酸化系や解毒系の活性化がうまれるというものです。
オゾン治療では、抗酸化もあがるのです。
自身の体に刺激して、抗酸化をあげるので、抗酸化サプリメントとは全く違います。
1、ビタミンB1、B2とクエン酸
夏バテの解消法として有効と言われているのが、ビタミンB1、B2とクエン酸です。暑い夏には食欲が落ちて、そうめんやざるソバ、冷やし中華などの炭水化物に偏りがちになります。炭水化物の消化にはビタミンB1、B2、 クエン酸が必要なのです。
逆に言えば、ビタミンB1、B2やクエン酸がなければ、いくらエネルギーの元となる炭水化物をとってもエネルギーには変わりません。 それどころか、疲労物質の元となる乳酸や脂肪に変わってしまうのでかえって体調がわるくなってしまいます。
【ビタミンB1,B2をたくさん含む食材】
豚肉(特にモモ肉、ひれ肉)、レバー、枝豆、納豆、豆腐、玄米、うなぎ、いわし、ゆず などです
【ビタミンB1,B2をたくさん含む食材とアリシン】
ビタミンB1,B2はアリシンと一緒に食べると吸収がよくなります。アリシンがたくさん含まれているのは、ねぎ、にんにく、にら、 たまねぎなどです。
これらと一緒に食べるのがいいです。
2、クエン酸
人はエネルギーを作り出さなくては生存していけません。
これには細胞内のミトコンドリアにあるクエン酸回路がそのエネルギー産出の重要な役割を担っています。
糖質と脂質がエネルギーとなる二大原料ともいえますが、どちらも体内での代謝を繰り返し、やがてクエン酸回路へと運ばれていきます。このクエン酸回路での中心的な中間代謝物がクエン酸です。
例えば運動をすると筋肉内のクエン酸合成酵素は活性化されて、それに伴ってクエン酸濃度も上昇していきます。
これはまさにエネルギーの産生が進んでいる事でもあります。
逆にいうと、クエン酸が足りない状態はクエン酸回路がうまくまわらず、エネルギーを効率的に作れない状況になってしまいます。
クエン酸は、筋肉中の乳酸の代謝を進め、乳酸濃度を下げる効果があります。
これはグルコース分解の調整酵素であり乳酸の生成に強く作用するピルビン酸脱水素酵素(PDH)にクエン酸が作用するためです。
乳酸は疲労物質ではなく、糖質のエネルギーが渋滞を起こした状態の時の一時保存のような役割です。従って時間が経てば、改めてクエン酸回路へと導かれてエネルギーの産生に使われていきます。
しかし、一方で、乳酸が溜まる事は筋肉をより酸性に傾けることになるため、確実に運動パフォーマンスは低下しますし、また強く疲労感を感じる事になります。
この乳酸を少しでも早く解消してやることが、すなわちトレーニング強度のアップ、運動パフォーマンスの向上、疲労感の軽減にもつながっていきます。
【クエン酸をたくさん含む食材】
すっぱいものにはたいてい含まれています。
酢、ゆず、グレープフルーツ、レモン、梅干など
3、ビタミンC
ビタミンCは人間は自らつくることができません。なので、いろんな食材から摂取するしかありません。
またストレスがたまるとビタミンCの消費が多くなります。夏は気温の変化や気圧の変化が激しく、ストレスがたまりやすいものです。このストレスが胃腸の働きを弱めたり、自律神経の不調につながり、夏バテを促進してしまいます。
【ビタミンCをたくさん含む食材】
夏には夏のお野菜がおススメです。
枝豆、トマト 、カボチャ、モロヘイヤ、グリーンアスパラ、ゴーヤなどです。
4、ナイアシン
ナイアシン (Niacin) は、ニコチン酸とニコチン酸アミドの総称で、ビタミンB3ともいわれています。水溶性ビタミンのビタミンB複合体の一つで熱に強く、糖質・脂質・タンパク質の代謝に不可欠なビタミンです。循環系、消化系、神経系の働きを促進するなどの働きがあります。欠乏すると皮膚炎、口内炎、神経炎や下痢などの症状を生じます。
生体内においては、ナイアシンはトリプトファンから生合成されます。ヒトの場合は、さらに腸内細菌がトリプトファンからのナイアシン合成を行っています。このため、通常の食生活を送る上では欠乏症に陥ることはありません。
しかし、トウモロコシを主食とする場合、トウモロコシのトリプトファン含量が少ないため、ナイアシンとトリプトファンがともに欠乏し、ペラグラなどの欠乏症状を呈する場合があります。血液の中に流れるブドウ糖(体のエネルギー源)が細胞のエネルギーを作り出すミトコンドリアと呼ばれる部分にとりこまれるためには、 ビタミンB1とナイアシンの両方が必要となります。
【ナイアシンをたくさん含む食材】
ぶり、さば、あじ、たらこ、豚レバーなどです。
今日の論文
New Therapeutic Aproach in Rheumatoid Arthritis: Ozone Gulnur Tasci Bozbas* and Omer Faruk Sendur Department of Physical Medicine and Rehabilitation, Adnan Menderes University Medical Faculty, Aydin, Turkey. Int J Physiatry 2016, 2:007 Volume 2
最近の論文です。トルコの論文です。関節リウマチにオゾン療法が効果がある根拠を述べています。
オゾン療法は抗炎症作用があるというものです。
酸化ストレスはNFkBを活性化しますが、活性化されて炎症性サイトカインやプロスタグランディンなどの炎症性メディエイターが産生されます。また血管拡張作用のあるNO(一酸化窒素)も産生されます。炎症反応は繰り返され拡大します。これを止めるためには、NFkBの活性化阻害作用が必要です。
オゾンと接触した血液の中には、脂質過酸化反応の最終分解物である4-ヒドロキシ2ノネナール(4-HNE)が生成されていることがわかり、この4-NHEが炎症を抑えていることがわかっています。
オゾン治療は抗炎症作用があるのです。関節リウマチは慢性炎症なので効果がきたいできるというものです。
夏バテの直接的な原因は、自分の体の体温調節機能が働かなくなり、自律神経調節機能が低下することが多いです。体温調節機能が働かなくなる原因は、室内と外気の温度差の大きさにあると考えられます。
冷房の効いた室内と暑い外の気温の温度差が大きく、室内と外を出たり入ったりすることで、その温度差を繰り返すことになり、体温調節機能がコントロールできなくなります。
この部屋の外と中との温度差が一番夏バテになりやすいのです。
暑い外にいる間は、人間の体は体温を一定に保つために、血管を開き、汗をいっぱいかきます。ところが、 この状態で急に涼しい室内に入った場合、体を「涼しいモード」に変えなければなりません。そのとき、自律神経が一生懸命働くのですが、 これが何度も続くと、自律神経も疲れてきて、やがては正常に機能しなくなります。
これが夏バテの大きな原因と言われています。
体温調節機能がコントロールできなくなると、自律神経の調節機能が低下し、そのために内臓の働きを低下させて、食欲がなくなるなどの症状を起こしてきます。
そして、食欲がなくなると、体に十分な栄養が補給されなくなり、その結果として、疲労の蓄積と体調不良を起こしてきます。また、夏のとても暑い時期には、冷たい水分を必要以上に多く摂ってしまうことで、内臓(特に胃)の働きが低下し、消化不良・食欲不振の原因となります。
さらに、暑さにより大量の汗をかくことで、体内の栄養素(ビタミン・ミネラルなど)が汗とともに出てしまい、食事が食べれなくなるので、水分のみ摂取して、汗かいて、さらにまた栄養素が汗で、体の外にでるという悪循環におちいり、その結果、体の機能が低下し、疲れやすくなります。
夏バテ防止対策としては
- 1、室内と外気温の温度差を少なくするためにエアコンなどの温度を高めに調節し、体温調節機能が低下しないようにします。部屋の冷やしすぎは夏バテの最大の原因です。
夏の快適温度は25度から26度がいいと思います。 - 2、疲労を回復するために睡眠時間を確保すること。
- 3、水分補給方法に気をつけること。
- 4、汗により失われた水分・ミネラルを補給すること。
ただし、あまり冷たい水分を摂り過ぎないように気をつけること。 - 5、食事は旬のものを積極的に取り入れる。
旬のもの、例えば夏野菜を食べると体を上手く冷やしてくれます。
どうしても摂れない栄養素の場合は、サプリメントを効果的に利用することもあります。
次回は夏バテ防止の食事についてはなします。
今日の論文
Cardiovasc Hematol Disord Drug Targets. 2015;15(2):127-38.Validity of Oxygen-Ozone Therapy as Integrated Medication Form in Chronic Inflammatory Diseases.Bocci V1, Zanardia I, Valacchi G, Borrelli E, Travagli V.
2015年の論文です。オゾン治療において科学的な効果の検証が詳しくのべられています。作用全体も詳しく記載されています。閉塞性動脈硬化症、加齢黄斑変性症、心不全、などにオゾン療法を行うことで、効果があるという科学的根拠が述べられています。
週1回を12週施行したあとのデータですが、歩行の改善、視野の改善がみられています。
副作用がなく、通常の治療では改善がみられないときはオゾン治療を積極的に行ったほうが、医療費も削減できるのではと述べています。
最近、よくきかれるのでこの題目にさせていただきました。
ニンニク注射とは、にんにくの成分アリナミン(ビタミンB1)が多く含まれている注射療法のことです。仕事がハードで翌日になっても疲れがとれないとか、夏バテ、一度風邪を引くとなかなか治らないというような人は「にんにく注射」がおすすめです。保険外診療になります。
ビタミンB1はエネルギー源である糖質を分解して、必要なエネルギーに変えるのを手助けています。
ビタミンB1が不足してしまうと、エネルギーを作り出すことができなくなり、そのうえ、分解されなかった糖質は脂肪へと変わって、肥満につながるといわれています。
「にんにく注射」は全身にビタミンを行き渡らせることで、疲れのもとになる体内に蓄積した乳酸を燃やすため、血の巡りが良くなり、新陳代謝も活発になります。疲れをキレイに洗い流してくれるので、パワーがみなぎってくる感じがするというわけです。
血管に注射したときに、吐く息が結構な匂いがしてきます。原因はビタミンB1に含まれる硫黄(いおう)にあります。市販のアリナミンと同じ成分です。
このニンニク臭が「にんにく注射」の名前の由来のようです。ニンニクのエキスがはいっているわけではありません。
にんにく注射には、野菜のにんにくの口臭原因であるアリシンなどの物質は、 その成分内に内包されておりません。 にんにく注射のにおいはアリシンでは無く、 有効成分のビタミンB1もしくはその誘導体により発生しているのです。
こうしたにんにく注射に主に用いられているこの有効成分が、 ビタミンB1誘導体のフルスルチアミンという物質です。このフルスルチアミンは大量のコカルボキシラーゼを生成して、 激しい肉体疲労時のビタミンB1需要の増大に対して対応する事が出来る優れた有効成分なのです。
クリニックのレシピは(クリニックによって違いますので注意を)
*アリナミンF100(フルスルチアミン100mg)(ビタミンB1)
*チアミン塩酸塩 10mg(ビタミンB1)
*リボフラミン 5mg(ビタミンB2)
*アスコルビン酸 2000mg(ビタミンC)レモン100個分
合計 35mlの注射になります。静脈注射で、注射自体は3分で済みます。
副作用はありません。
風邪、疲労回復にはいいと思います。
今日の論文
クリニックでもしているオゾン療法(日本ではオゾン療法といわれています)の医学論文です。2002年のものです。
Oxygen-ozone therapy, a critical evaluation, Kluwer Academic Publischer, Dordrecht. Bocci, V. 2002
オゾンガスと血液を接触させると、オゾンは血液成分と瞬時に反応して消失します。
新たに過酸化水素(H2O2)が生成されます。その過酸化水素水は血液中の白血球の中の単球に作用します。活性化された単球からいろいろな生理活性物質サイトカイン(インターフェロン、インターロイキン、腫瘍壊死因子、顆粒球マクロファージコロニー刺激因子)が生成されます。また、強力な血管拡張作用を持つ、一酸化窒素(NO)が生成されることが明らかになっています。
だから、だから全身の循環がよくなるのです。
がん予防、認知症予防
がん遺伝子検査(メッセンジャーRNAの測定)などを取り入れたがんの予防やMCI検査をとりいれた認知症の予防に力を注いでいます。
どういうことかというと、予防には食事、生活習慣も大切ですが、現在の状態において、将来的な発がんリスク、将来的に認知症になるリスク(必ず発症するというものではありません)を血液の測定で判断します。一般の人間ドックでは、いまはしていません。
そのリスクを知り、それに対する対策をいまからおこなうことで、将来、病気にならないようにするものです。リスクがわかれば、食事や生活習慣の改善とともに、活性酸素を下げる、抗酸化をあげる(一般的に免疫を上げる)ような、施術、点滴によってリスクをへらせることが、クリニックのデータからわかってきました。(医学的統計ではありませんが)
病気になる前に、その発病リスクをしって、対策することで、発病しないようにする、すなわち予防ではないかと考えています。
今日の論文
クリニックでもしているオゾン療法(日本ではオゾン療法といわれています)の医学論文です。
Is ozone pre-conditioning effect linked to Nrf2/EpRE activation pathway in vivo? A preliminary result. Re L, Martínez-Sánchez G, Bordicchia M, Malcangi G, Pocognoli A, Morales-Segura MA, Rothchild J, Rojas A. Eur J Pharmacol. 2014 Nov 5;742:158-62.
2014年の論文ですが、酸化ストレスを感知して、適応するために必要な遺伝子群を転写を促すものが、酸化ストレス感受性核内転写因子といわれるものですが、オゾン療法で重要もののひとつにNrf2(Nuclear Factor-erythroid 2-Related factor 2)というもので、抗酸化系およびで解毒系の活性化をするものです。
ヒトの血液をオゾン化するとこのNrf2が活性化することが体内においてもおこることが証明されています。オゾン療法は、抗酸化を活性化するのです。
がん予防、認知症予防
がん遺伝子検査(メッセンジャーRNAの測定)などを取り入れたがんの予防やMCI検査をとりいれた認知症の予防に力を注いでいます。
どういうことかというと、予防には食事、生活習慣も大切ですが、現在の状態において、将来的な発がんリスク、将来的に認知症になるリスク(必ず発症するというものではありません)を血液の測定で判断します。一般の人間ドックでは、いまはしていません。
そのリスクを知り、それに対する対策をいまからおこなうことで、将来、病気にならないようにするものです。リスクがわかれば、食事や生活習慣の改善とともに、活性酸素を下げる、抗酸化をあげる(一般的に免疫を上げる)ような、施術、点滴によってリスクをへらせることが、クリニックのデータからわかってきました。(医学的統計ではありませんが)
病気になる前に、その発病リスクをしって、対策することで、発病しないようにする、すなわち予防ではないかと考えています。
今日の論文
クリニックでもしているオゾン療法(日本ではオゾン療法といわれています)の医学論文です。
Is ozone pre-conditioning effect linked to Nrf2/EpRE activation pathway in vivo? A preliminary result. Re L, Martínez-Sánchez G, Bordicchia M, Malcangi G, Pocognoli A, Morales-Segura MA, Rothchild J, Rojas A. Eur J Pharmacol. 2014 Nov 5;742:158-62.
2014年の論文ですが、酸化ストレスを感知して、適応するために必要な遺伝子群を転写を促すものが、酸化ストレス感受性核内転写因子といわれるものですが、オゾン療法で重要もののひとつにNrf2(Nuclear Factor-erythroid 2-Related factor 2)というもので、抗酸化系およびで解毒系の活性化をするものです。
ヒトの血液をオゾン化するとこのNrf2が活性化することが体内においてもおこることが証明されています。オゾン療法は、抗酸化を活性化するのです。
がんなどの病気を患った方や、現在、治療中のかたは、核家族化、高齢化になり、ご夫婦で、おひとりが病気になると、外出や旅行にもいけず、満足する最期を迎えることができないのが現状ではないでしょうか。
大学での勤務時代は、数多くの方を看取らせていただきました。
病気をもつ方々の中には、一度でいいから、また、旅行(海外)にいってみたいといっていた方々が数多くいらっしゃいました。しかし、思いはかなわず、看取らせていただきました。
一度でもいいから、海外につれいってあげたら、もっと元気になったのではないか、病気、ガンもよくなったのではないかとずっと思っていました。その中で、ハワイへいきたという方が本当に多かったのです。一度いくと気候がよく過ごしやすいのでしょうか。癒しのスポットですからね。
抗がん剤の治療中でも、自由診療でも点滴を連日する方でも、治療を継続しながら、旅行につれていってあげたいと思うようになり、海外のドクターと連携をとり、また、プライベートジェット機をつかって、機内でも治療の継続ができ、旅行に帯同できるようにしたいと思います。
思い出しました。大学を退職するときに、この話をしたら、後輩に呆れられたことがありました。
でも、それも、もう夢ではないと思います。
謙虚に前にすすみたいと思います。
自身の思い、医療情報、論文情報など配信させていただければと思います。
今日の論文
ビタミンCの初期の論文です。
Supplemental ascorbate in the supportive treatment of cancer: Reevaluation of prolongation of survival times in terminal human cancer
Cameron, E. & Pauling, L. (1976) Proc. Natl. Acad. Sci. USA 73, 3685-3689.
1976年にポーリング博士はスコットランドの外科医キャメロン博士とアメリカ科学アカデミー紀要(PNAS)に臨床論文を発表しています。
末期進行がんの患者 (200人) に点滴とサプリメントでビタミンCを投与すると、生存期間が対照群 (2000人) の4.2倍から6倍延長する。というものでしたが、当時は相手にされなかったようです。ポーリング博士は、2度ノーベル賞を受賞しています。一度目は1954年ノーベル化学賞(化学結晶構造)、二度目は1962年ノーベル平和賞(原水爆反対運動)でした。
初回は、自己紹介をさせていただきます。
1986年、神奈川県相模原市の北里大学医学部を卒業後、消化器外科医となり、肝臓・膵臓・胆嚢などの分野を専門として25年間大学病院に勤務しておりました。
大学病院では、日々、がんの手術、ときに肝移植をしておりました。しかし、膵臓や肝臓のがんは、再発や転移する率が高く、保険診療内の大学では、手術、抗がん剤や放射線治療の選択しかなく、それ以外の治療法は大学では行うことができず、限界を感じておりました。
その後、大学を退職し、2016年6月、小田急線の百合ヶ丘駅近くに、ふるたクリニックを開業しました。
クリニックでは、がんや難病において、他院でこれ以上治療の方法がないと言われた方々に、一般保険診療に加えて、オゾン療法、高濃度ビタミンC点滴療法、プラセンタ療法などの自費の治療法も提示しております。
また、がん遺伝子検査などを取り入れたがんの予防、認知症の予防にも力を注いでいます。
その後、ご縁があって、2013年10月、表参道でもクリニックを開設(メディカルブランチ表参道といいます)させていただきました。
“元気に年を重ねること”をサポートさせていただくことが、クリニックの使命と考えています。
これからも宜しくお願い申し上げます。